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なぜ日本では夏に多く花火大会が行われるのですか?

外国人留学生から見たニッポン

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文学部教授 新谷尚紀

2015年8月18日更新

(※画面の右上のLanguageでEnglishを選択すると、英文がご覧いただけます。This article has an English version page.)

Q.イタリアでは、年越しのイベントなどで打ち上げ花火があるのみですが、なぜ日本では、夏に何度も花火大会が行われるのですか?

A.死者を弔うためにはじまった日本の花火

 打ち上げ花火のはじまりは、江戸時代まで遡り、享保18(1733)年に隅田川で行われた水神祭がその由来と伝えられています。 当時関西や江戸では、飢饉・疫病の流行により、多数の死者がでていました。その死者たちの慰霊や悪疫退散のために水神祭が催され、打ち上げ花火が上げられたのが最初です。 その後、打ち上げ花火を見上げた際の掛け声としても知られる「玉屋」「鍵屋」などの花火師たちが多数出現し、競うように花火を打ち上げ出しました。それが華やかなものを好む江戸の庶民にも受け入れられ、花火の打ち上げが川開きの定番の行事として根付いていったという経緯があります。 また、日本の蒸し暑い気候が、夜風にあたりながら花火を眺めるという夕涼みの文化として、花火大会をより根付かせました。 こうして日本では、花火大会は夏の風物詩として多くの人に愛されているのです。

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2015年8月18日付け、The Japan News掲載広告から

 

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