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なぜ日本では、ひらながとカタ仮名を使い分けているのでしょうか?

外国人留学生から見たニッポン

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文学部教授 久野マリ子

2015年8月31日更新

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Q.日本ではなぜひらがなとカタ仮名を使い分けているのですか。日本語を勉強していますが、使い分けの仕方がわかりません。

A.平仮名と片仮名は使う場によって使い分けられています。

 日本語の表記には主に漢字と平仮名が使われています。漢字は語句の実質的な部分を表すのに使い、平仮名は助詞や助動詞など漢字を支える部分を表すのに用いられています。仮名は音を表す文字で平仮名と片仮名があります。平仮名は漢字の草書をもとに作られ、漢字は字形の一部をもとに作られています。

 それぞれほぼ同時期に生まれ当初から使われる場面に差があったようです。平仮名は和歌や物語などを美しく芸術的に書くのに用いられ、片仮名は漢書や仏籍の注釈、古辞書の漢字の訓み方など学問や実用的な場面で用いられていました。 戦前は、正式な文字とされて公文書で使われ、学校教育の場で平仮名よりも先に教えられたようです。

 現在、片仮名は漢字や平仮名の文字列の中で、ある語句の語形や音を目立たせるために用いられています。平成3年内閣告示二号「外来語の表記」のよりどころで定められた片仮名で書く例は、「1. 外来語、外国語。2. 外国の人名、地名。」。また、「3. 専門用語。4. 俗語、隠語。5. 動植物名。6. 擬音語、擬態語」も片仮名で書かれます。その他、近年、「ウザイ、寒くネ、アホ、ワガママ、ヤダ、そうなンですゥ、…」のような俚言、訛音、若者ことば、文末詞等で音声や語形を目立たせたい場合にも使われています。 img_01

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2015年8月31日付け、The Japan News掲載広告から

 

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