NEWS

博物館ミュージアムトークが開催されました(令和7(2025)年12月13日)

  • 全ての方向け

2025年12月13日更新

 令和7(2025)年12月13日、國學院大學博物館でミュージアムトーク「性別越境の歴史と意味」が開催されました。

 今回のミュージアムトークは國學院大學博物館で開催中の企画展「性別越境の歴史学-男/女でもあり、女/男でもなく-」の企画の監修を行った、性社会文化史研究者で本学出身の三橋順子氏による講演で、同館ホールに120名を超える聴講者が参集しました。

 三橋氏は、本展示のテーマである「性別越境」が日本の歴史や信仰、文化に大きく影響し、その証左となる資料が多く残されていることを指摘。考古資料や文字に残された神話や伝承、近世の絵画、祭礼の写真等の展示資料を丁寧に説明しながら、異性装により双生となった存在が異能を発揮するという考えや、特に祝祭空間において異形が神聖な力を有するという考えが、社会や文化の中に根付いているのではないか、と語りました。

 参加者の中には熱心にメモを取りながら聴講し、講演終了後も閉館までの短い間に、再度展示を閲覧する姿も見受けられました。

 企画展「性別越境の歴史学-男/女でもあり、女/男でもなく-」は2月23日(月・祝)まで開催。この期間は開館日程が通常とは異なる場合があるため、必ず國學院大學博物館のホームページをご確認の上、お出かけください。

 また三橋氏による展示紹介動画もオンラインミュージアムで配信予定です。

 

このページに対するお問い合せ先: 広報課

MENU