令和6(2024)年12月15日に、國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所が主催する国際研究フォーラム「つむがれる宗教文化:生み出されるカタリとカタチ」が渋谷キャンパスで開催され、学生や教職員、一般の方など約50人が参加しました。
冒頭で主催者からとして平藤喜久子・日本文化研究所所長(神道文化学部教授)よりあいさつがされたのち、司会の星野靖二・研究開発推進機構教授から趣旨説明が行われ、続いて3人の報告者から下記の通り発題と報告がなされました。
発題①「和国教主とその教訓:聖徳太子と憲法の近代」オリオン・クラウタウ氏(東北大学准教授)
発題②「平成時代の仏像と信仰」 君島彩子氏(和光大学講師)
発題③「現代神道のグローバル化をめぐる諸相」 ケイトリン・ユゴレツ氏(南山大学助教)
その後、細田あや子・新潟大学教授、平藤所長から3人の報告者からの報告内容や、副題である「生み出されるカタリとカタチ」というテーマに対してコメントをいただいき、最後には登壇者による質疑応答が行われました。
質疑応答では、巨大仏像の持つ建築的・宗教的・サブカルチャー的側面に関すること、海外神社に関すること、海外神道信者のアイデンティティに関することなど多岐にわたる質問が多数寄せられられ、登壇者からのそれぞれの知見による回答に会場の参加者が大きく頷く様子が見られました。