令和6(2024)年11月16日に、公開シンポジウム「古代伊勢斎宮の歴史とまつり」が渋谷キャンパスの常磐松ホールで開催され、学生や教職員、一般の方など約100人が参加しました。
今回のシンポジウムは、研究開発推進機構学術資料センター(神道資料館部門)および塩川哲朗氏のJSPS科研費の共催のもと開催され、川部浩司氏(三重県教育委員会社会教育・文化財保護課係長)と塩川哲朗氏(皇學館大学研究開発推進センター准教授)が登壇。
初めに木村大樹・研究開発推進機構助教(特別専任)が導入解説をした後、「古代伊勢斎王の宮殿の構造と変遷」と題して川部氏の講演が行われ、都から伊勢の地に遣わされた未婚の皇族女性のことを指す斎王にまつわる宮殿の構造や変遷を図や写真などをもとに解説しました。続いて、「古代斎宮のまつりと伊勢神宮」と題して、塩川氏の講演が行われ、斎王のまつりと伊勢神宮の関連性を解説しました。
シンポジウムの後半には笹生衛・研究開発推進機構長(神道文化学部教授)のコメントと、討議があり、参加者たちは熱心にメモを取りながら登壇者の議論に耳を傾けていました。