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神道文化学部 成人加冠式とは

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2017年11月29日更新

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 神道文化学部では、成人加冠式(せいじんかかんしき)という行事をおこなっています。

 加冠式は、古くは奈良・平安時代の貴顕社会において、最も重要な通過儀礼の一つでした。男子においては元服(げんぷく)・首服(しゅふく)・初冠(しょかん)とも称され、女子においては裳着(もぎ)・髪上(かみあげ)・初笄(ういこうがい)などと称されました。

 元服の「元」とは首(はじめ)の意味です。男女とも髪を結いあげ、男子は髻(もとどり)を結いあげ、冠物(かぶりもの)を常用するようになります。女子は前髪をあげ、晴れのときには櫛・釵子(さいし)・簪(かんざし)などの髪揚げ具を着けました。「服」は、童形服から、大人の服へと改めることを意味します。十二、三歳ころから十五、六歳にかけて催された儀式でした。元服の儀式を経ることで「大人」として認められました。

 昔は一月十五日が成人の日でしたが、これは、慶応4年(1866)正月15日、明治天皇が満15歳のときに御元服の儀を催したことに依るものです。

 成人加冠式は、祭式教室という「空間」、衣冠や女子装束などの「モノ」、祭式演習Ⅲや衣紋講座で着装を会得した学生=「人」を揃え得る國學院大學ならではの行事です。

 今年度は平成30年1月20日(土)に催行します。参加した学生には、新成人としての自覚を持ってもらいたいと願っています。

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