令和6(2024)年8月1日に國學院大學人間開発学部教育実践総合センターが主催する第15回夏季教育講座 「國學院大學教育実践フォーラム」がたまプラーザキャンパスで開催されました。本フォーラムは毎年夏に開催されており、今年度は『「令和の日本型学校教育を考える」~Society5.0時代における子どもの学びと学校づくり~』というテーマで、現役教員や保育者、学生など約340人が来場しました。
冒頭、人間開発学部長の太田直之(同学部教授)から挨拶がされた後、三井一希・山梨大学教育学域准教授=写真=による基調講演が行われました。2040年の日本はどうなっているかを解像度高く検証していく中で、学校での授業がどのようにアップデートされていくべきなのか講演が行われました。この予測困難な時代の中で、子どもたちに必要な資質・能力を養うために、ICT活用やDX化をどのように導入していけばいいか、学習者が自ら学びをデザインしていくために何が必要か、各種調査結果や具体的な事例を紹介しながら三井准教授が丁寧に解説すると、参加者が熱心にメモを取りながら聞いている様子が見受けられました。
基調講演後は「幼児教育」「国語」「理科」「体育・保健体育」「道徳」と5つのテーマに分かれて分科会が開催されました。分科会ごとに現役の学校教員が多く登壇していましたが、登壇者には人間開発学部を卒業した院友教員の姿も数多く見られました。また本学学生も多数参加し、実際に教壇に立って教育に情熱を傾ける先生方に積極的に質問していた様子が印象的でした。