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第9回観光まちづくりカフェが開催されました(令和6(2024)年2月21日)

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総合企画部広報課

2024年2月21日更新

 観光まちづくり学部地域マネジメント研究センターが主催する第9回観光まちづくりカフェが2月21日、たまプラーザキャンパスで開催され、学生・教職員、一般の方など約40人が参加しました。

 このイベントは、各地域で観光まちづくりに取り組む方や研究者、専門家などのゲストをお招きし、講演やトークセッションなどを通じて観光まちづくりを考える機会として開催されています。今回は、神田神社(神田明神)禰宜の岸川雅範氏(本学院友、平25修・121期博後文、平10卒・106期神文他)をゲストにお迎えし、「神社と伝統、神社とポップカルチャーとは何か?」をテーマに開催しました。

 第一部では、岸川禰宜による講演が行われました。岸川禰宜は、江戸時代の祭礼絵巻などで当時の神田祭の様子を紹介しつつ、「神田祭といえば、数多くの神輿が担がれるイメージをお持ちだと思う。大正時代以降に徐々に各町の神輿が増え現在に至っており、実は古いようで新しいのが現在の神田祭の姿」と説明。

 続いて、神田神社とアニメなどとのコラボレーションについて、「ただコラボすれば良いものではなく、芸能との関係など神田神社の歴史などをしっかり踏まえた上で行なっている」とし、「神田神社では昨年、少彦名命(すくなひこなのみこと:えびす様)を御祭神としてお迎えしてから150周年の節目を迎え、『えびす祭』を新たな神事として執り行うなど現在でも祭祀の在り方が変化している。神田祭も時代時代で盛り上げるべく変化してきたからこそ続いており、常に伝統が創造されてきた。私たちも現在の取り組みを通じて、伝統を作っていると言える」と語りました。

 第二部では、岸川禰宜と観光まちづくり学部の堀木美告教授、石垣悟准教授が登壇。同学部の吉見俊哉教授がファシリテーターを務め、神社と氏子や地域、ポップカルチャーと信仰などについてトークセッションを繰り広げました。質疑応答も行われ、会場は活気を呈していました。

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