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令和5年度「古典文化学」研究フォーラムが開催されました(令和6(2024)年2月21日)

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2024年2月21日更新

 令和5年度「古典文化学」研究フォーラムが、令和6(2024)年2月21日に渋谷キャンパスで対面とオンラインによるハイブリッド方式で開催されました。

 本フォーラムは、本学研究開発推進センターが実施する國學院大學「古典文化学」の創出研究事業の一環として開催されています。この研究事業では、本学で継続されてきた神道と日本文化の国学的研究の根幹にある『古事記』を中心としつつ、文化や文芸などについて総合的な古典研究を行っています。

 今回のフォーラムでは「北部九州の神功皇后信仰」をテーマに、本学研究開発推進機構共同研究員の吉田扶希子・西南学院大学非常勤講師が登壇しました。

 吉田氏は「考古学的遺物や伝承をあわせて信仰を考えていきたい」としたうえで、古事記や日本書紀にも登場する神功皇后を取り巻く伝承について説明しました。

 神功皇后が身重ながら新羅と戦ったとされる「神功皇后の新羅の役」を取りあげ、現在でも伝承が残る北九州の地域を地図で示し、交通の要衝地に伝承が多く残っていると研究成果をもとに解説しました。

 ほかにも、吉田氏がそれぞれの土地における地域性や神社の信仰に合わせて展開してきた伝承について説明すると、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。

 

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