令和5年度のFD（ Faculty Development）講演会が12月13日、オンライン形式で開催されました。今回は「セクシャルマイノリティの学生がキャンパスで抱える困り感とその対応」と題して特定非営利活動法人SHIP 所属のカウンセラー（臨床心理士・公認心理師）である宮島謙介氏に講演いただきました。

　LGBT（Q＋）などと呼ばれるセクシャルマイノリティの方々の特徴や、セクシャルマイノリティの方々を取り巻く環境、世界や国内の最新の行政・医療等の動きなどについて詳細な説明をいただき、セクシャルマイノリティの方々への接し方について理解を深めました。

　講演の中で宮島氏は、特に大事なこととして、セクシャルマイノリティの方々との接する中で”カミングアウト”を受けた場合には「話をしてくれてありがとう」と伝えること、そのことを「他人に漏らさない」と当事者を伝えることが何よりも肝心だと説明しました。

　また、質疑応答も活発に行われ、教職員に対して大学生活において起こりうる様々な事例を紹介する中で、セクシャルマイノリティの方々へ配慮すべきことや、教職員としてあるべき態度等について熱心にお話いただきました。