令和5年6月1日
在学生の皆様
学長 針本 正行
ChatGPT等の生成系AIの利用について
昨今、生成系AIが複数発表され、社会的に関心が高まっています。なかでも令和4年11月にOpenAIによって公開されたChatGPTは、有用な技術として世界で急速に広がり、近い将来、社会構造・就業構造に変革をもたらすと言われています。大学の教育・研究活動においても、生成系AIとどのように対峙し、適切に利用するのかが喫緊の課題となっています。
本学としては、学生の皆さん一人ひとりが自己実現のために「知」を探求し、主体的に学びを深めていくことが最も重要であると考えます。したがって、生成系AIを利用する場合には、その仕組みを理解し、利用上の課題を認識しておく必要があります。生成系AIを取り巻く状況は日々変化しています。現在の状況を踏まえ、下記の事項に留意してください。
記
- 生成系AIの利用にあたっては、膨大なデータベースから自然言語処理技術に基づいて生成された回答であることを認識してください。生成された情報の正確性と正当性を常に疑い、自身の責任において検証することが重要です。
- 生成系AIが作成した文章は、その一部であっても転記することが、剽窃・盗用とみなされ不正行為になる場合もあります。また、他者の著作物が含まれていた場合は、著作権侵害に問われる可能性があります。
- 個人情報や機密情報などは、生成系AIに入力しないでください。その情報が意図せず流出する可能性があります。
- 生成系AIの利用によって何らかの問題が生じた場合、利用者自身の責任となることを認識してください。
あわせて「ChatGPT等の生成系AIを適切に利用するためには」を確認してください。
以上