神道文化学部では、本年3月に卒業を控えた4年生の大学生活の振り返りを順次紹介していきたいと考えています。
第4回は、4年生の山科さんです。
以下、山科さんのインタヴューを掲載致します(聴き手は武田秀章神道文化学部教授)。
私は熊本県の出身です。幼い頃から神社で祖父や父を手伝ってきました。
いつしか自分も神職になり、神社をつないでいきたいと思うようになりました。
大学進学に際しては、迷うことなく神道文化学部への進学を決めました。
私は幼い頃から剣道を習っており、高校の部活でも剣道部一筋でした。
当初、私は親と同じ夜間主に入学しようと思っていましたが、
両親は、大学で剣道を続けたいという私の思いを受け止めて、
学費面で負担が少なくない昼間主への入学を勧めてくれました。
両親には、只々感謝しかありません。
入学後は、部活と勉学の両立を心がけました。
そんな中、2年次の夏休みから始まった神社実習は、普段では到底ありえない経験の宝庫となりました。
社会人としてのマナーや言葉遣いはもちろん、神職としての心構えをしっかりと学ぶことができました。
(写真 右から二人目が山科さん)
4年次となり、私は地元消防署の消防士を目指しました。
公務員の傍ら、祖父や父と共に、代々の神社に奉仕する「兼業神職」の道を選んだのです。
その選抜試験は、まことに苛酷を極めたものでしたが、
神道文化学部で培った学力、部活で育んだ体力が、大きな力となりました。
念願の合格は、学部で学び、部活で鍛えた4年間があってこそのものだったと実感しています。
卒業後の目標は、次の二つです。
消防士として、地域の安心安全を守り、地域に貢献していくこと。
神職として、氏子の方と一致協力して氏神様にお仕えしていくこと、
自らの目標達成を目指し、これからも日々精進していきたいと願っています。
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