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神道文化学部 4年生の声(その2)

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武田秀章

2020年2月26日更新

神道文化学部では、本年3月に卒業を控えた4年生の大学生活の振り返りを順次紹介していきたいと考えています。第2回は、フレックスAコースの4年生、坪山さんです。

以下、坪山さんのインタヴューを掲載致します(聴き手は武田秀章神道文化学部教授)。

私は北海道の出身で父が神社で奉務しております。

神職を目指そうと決めたのは、三姉妹の長女ということもありますが、進路を決める高校生の頃、氏子さんからいただいた「お姉ちゃんが神主をやっててくれるんでしょう」というお声がけが、私の背中を押してくれました。

「地元の方々のご期待にこたえよう・・・お宮のご奉仕を受け継ごう」
そう決意して、神道文化学部のフレックスA(夜間主)コースに入学しました。何分、親元を離れての始めての上京でしたので、当初はそうした親元を離れる不安とともに、経済的な不安もありましたが、大学の充実した奨学金制度の恩恵をいただいて、学びに勤しむことができました。

学費を補うためもあって、2年次まで都内の神社で神社実習生としてご奉仕をさせていただきました。実習と学業の両立は大変だと感じることも少なくありませんでしたが、ご社頭でのご奉仕によって大勢の崇敬者・参拝者の方々と触れあうことができました。

大学の4年間では、たくさんの出会いとたくさんの気付きがありました。本当に良い経験をさせていただいたことを、心より感謝しております。
学部では、「学内」で神道に関する知識や作法についてじっくり学べることはもちろんですが、こうした「学外」での神社実習、助勤奉仕等の活動でも、実に多くのことを吸収することができたと思います。

この学部には、同じ目標を抱く学友たちが多数在籍しています。神社の社家であるなしに関わらず、4年間で数多くの友人が出来ました。ともすれば不安を抱え込みがちな学生生活で、何でも相談できて、お互いに助け合える友人たちは、かけがけのない存在でした。

私の実家の地域には、社家が一軒しかなく、これまで同じやうな境遇の子に出会ったたことはありませんでした。学部には、同じ境遇で、同じ目標を持って頑張ってている子がたくさんいて、なんでも相談できますし、とても大きな支えになっています。学友たちとのご縁は、これから生涯にわたって続いていくことと思います。

4年間は長いようで本当にあっという間でした。顧みれば、多くの方々の支えと協力によって、学業と実習とに励み、得難い経験を積むことができました。

先般、おかげさまで神社の奉職内定を頂戴いたししました。これからも感謝の思いを忘れず、フレックスAコースでの学びと経験を糧に、神社でのご奉仕に努めて参りたいと願っております。

 

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このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部神道文化学科

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