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神道文化学部 卒業生メッセージ その4(平成29年3月)

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神道文化学部長 武田秀章

2017年3月16日更新

國學院で学んだ日々(フレックスA(夜間主)4年 春田さん)

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春田さん 成人加冠式で「浦安の舞」奉納

神道文化学部への進学を考えたのは、高校三年生の時でした。
私には姉妹がいるので、学費の負担をなるべく減らしたいと思い、フレックスA(夜間主)コースへの入学を決めました。
この四年間、フレックス奨学金の支援を受けながら、昼間は神社の助勤で学費を補い、夕方からは大学に通う日々でした。

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入学当初、祭式や雅楽を学ぶサークル「瑞玉會」に入りました。それ以来、大学の四季折々の祭事で、祭員や舞人を務めてきました。
卒業後、ここで得たものをぜひとも活かしていきたいものと願っています。

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2年次「神道文化演習」の教室で

一年次、大学行事の観月祭で、神楽舞をご奉仕させていただきました。秋の夜の、あのしみじみとした感動。一期一会の忘れ難い思い出となりました。
二年次、本学恒例の成人加冠式では、参列者代表として誓詞を奉読しました。あの身の震えるような感激を、終生忘れることはないでしょう。

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そしていよいよ卒業の年。
本学恒例の成人加冠式「祝賀の儀」で、「浦安の舞」を披露させていただきました。
四年間、「道の友」として交流を深めてきた親しい友人と一緒でした。あたかも大学生活の総括の如く、精一杯のまごころを籠めてご奉仕させていただきました。
卒業を間近に控え、母校の物心両面にわたる支援に、心から感謝しています。

 

かけがえのない出会い(フレックスA(夜間主)4年 藤原さん)

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藤原さん 成人加冠式で「浦安の舞」奉納

私は社会人を経て入学しました。当然、学費や生活費は自分で賄わななければなりません。
神道文化学部に夜間主があったのは、本当に幸いでした。四年間、神社の助勤で学費を補いながら学ぶ日々でした。

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学部の授業はどれも興味深く、一生懸命聴講しました。
特に好きだったのは祭式。祭式の所作のひとつひとつに、日本古来の礼儀作法が結晶しています。
サークル活動でも、禮法研究会の会員として、祭式作法の研鑽に努めました。卒業後、この経験をしっかりと活かしていきたいものと願っています。

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神道文化学部に入って最もよかったこと。それは仲間や友人と出会えたことです。
全国から神職を目指して集った仲間たち。神道文化学部は、そうした仲間たちと共に切磋琢磨できる、かけがえのない「場」です。

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とりわけ私は、同級生の友人から大きな感化を受けてきました。
本年一月の成人加冠式「祝賀の儀」では、その友人と共に、「浦安の舞」をご奉仕させていただきました。
それは私たちの大学生活の総決算でした。万感の思いをもって奉納させていただきました。
卒業を前にして、お世話になった方々への感謝の思いを噛み締める日々です。

 

武田学部長より

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春田さんと藤原さんは年来の「道の友」です。
「はじめて言葉を交わしたのは、入学時学力診断の時でした」
そう懐かしそうに語る二人。
それ以来、働きながら学ぶ者同士、互いに励まし合い、支え合って四年間を過ごしてきました。
その二人が、卒業を前にして、成人加冠式で「祝賀の舞」を披露してくれたのです。
それは四年間の学修、四年間の友情の「有終の美」を飾るかのような、見事な舞でした。
二人の新たな門出を、心からお祝いしたいと思います。

(写真 増山さん(神道文化学部2年〉、教員有志)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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