NEWS

平成30年度御幣講座を終えて 講師からのコメント(神道文化学部)

  • 神道文化学部
  • 在学生
  • 受験生
  • 企業・一般
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

吉永博彰

2018年12月24日更新

平成30年度御幣講座01
前年度に引き続き、平成30年度も、本学出身の神社神職によって構成される「國學院大學院友神職会」のご支援を受け、3回にわたり、学部学生等を対象とした御幣講座を開催いたしました。
このページでは、講座の紹介をかねて、講師をつとめた吉永博彰研究開発推進機構助教からのコメントを披露いたします。

吉永助教

吉永助教

 本年度も三度の御幣講座を実施した。ここでは、その所見・感想等について整理してみたい。
 御幣講座は文字通り、御幣と関連した紙垂や祓具・玉串といった、祭祀(祭式)・神事(行事)に用いる具(そなえ)について、その概要について学び、実際に作製することを目的とする。
 そこで、受講した学生が製作に先立ってその由緒や構造を学習することで、御幣等の取り扱い方や構成部分をしっかりと理解できるように努めた。作製も段階を経る形で進め、最初から完成までの一通り学んだ後に、同様の物を繰り返し作ることで、短時間ではあるが、各受講生は概ね作製法を習得できたように見受けられた。

平成30年度御幣講座03

 また、御幣等の作製には刃物を用いるため、取り扱いには細心の注意を要するが、基礎的かつ端的な作業から始めることで、日常では刃物を用いない学生も、徐々に使用に慣れることができたように思う。

平成30年度御幣講座04

 三回の講座の中で、御幣・幣束や紙垂、大麻・小麻、玉串の概要と作製法を学習するため、また神社ごとの慣習によって差異があるため、対象としては基礎的・簡潔なものを取り扱ったが、各回とも受講生は積極的・意欲的に、概要の理解と作り方の習得に励んでいるように感じられた。

平成30年度御幣講座05

 

神道文化学部では今後も、神社奉職・企業就職の「その先」を見据えた課外教育を推進していく予定です。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

MENU