下記の通り、講演会を開催いたします。
多くの方々のご参加を歓迎いたします。 参加費は無料です。
日 時 | 令和7年6月6日(金)16時10分~17時30分 |
場 所 | 渋谷キャンパス130周年記念5号館5301教室 |
題 目 講 演 者 |
ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカーの場合 |
講演内容 |
人間にとって「病む」とはどのようなことか。『ゲシュタルトクライス』、『パトゾフィー』などの名著によって現代医学に新たな地平を拓いたヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカーは、病むことの本質をパトス(受苦)として捉え、病む人と医療者との間主体的な関係に人間学的な医療の本質を見定めた。 |
講演者紹介 |
ヴァイツゼカー研究の第一人者である丸橋裕氏は、京都大学博士(文学)として、プラトンを中心とする古代ギリシア哲学の研究を基盤として、生命論や藝術論、医学的人間学をご研究されている。兵庫県立大学看護学部(哲学系教授)を退職後、立命館大学間文化現象学研究センター客員研究員として、PATHOSOPHIA(ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカー研究会)主宰し、その活動は2021 年に逝去された木村敏先生の遺志を継ぐ活動であり、大変意義あるもので様々な方面から注目されてきた。主著には、『法の支配と対話の哲学:プラトン対話篇『法律』の研究』(京都大学学術出版会2017 年)、主な訳書にはヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカー『自然と精神/出会いと決断:ある医師の回想』(法政大学出版局2020 年)、プルタルコス『モラリア5』(京都大学学術出版会2009 年)などがある。 |
お問い合わせ |
哲学科 木原志乃(kihara¥kokugakuin.ac.jp) |