日時 | 令和7年5月31日(土) 14:00~18:00 ※開場13:30~ |
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会場 | 渋谷キャンパス学術メディアセンター1階 常磐松ホール |
問い合わせ | 文学部・哲学科 |
令和7年5月31日(土)に文学部講演会を開催いたします。
多くの方のご参加をお待ちしております。
【テーマ】「世界におけるギリシア・ローマ古典教育」
【題目・講師】
14:00-14:10 開会の辞 木原志乃(國學院大學)
14:15-15:05 「新世界」の古典学ー個人的な経験から
Classics in the ‘New World’ : A Personal Account
フラヴィア・ヴァスコンセロス・アマラル Flavia Vasconcellos Amaral
(ウェニペグ大学)
15:10-15:50 日伊古典教育の交差点―Liceo Classico Galileo Galileiの事例を通じて
福島正幸(日本学術振興会〔順天堂大学〕)
16:15-16:55 歴史学と西洋古典学の間で
―日・英大学における西洋古代史教育の比較から
酒嶋恭平(千葉大学)
17:00-17:40 ベルギーの教育制度における古典文学ー展望と進展
Classics in the Belgian Education System: Prospects and Advancements
ブライアン・クルーズ Brian Cluyse(ダブリン大学)(オンライン参加)
17:50-18:00 閉会の辞 宮城徳也(早稲田大学)
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【講演趣旨】
近年、世界各国で西洋古典学の学部・学科の廃止が相次ぎ、哲学・歴史学・文学を含む西洋古典の社会的意義が問われています。この世界的な危機に対し、ヨーロッパでは「グローバル・クラシックス」という理念のもと、国際的な連帯を通じて西洋古典を世界共通の文化として再定義する取り組みが進められています。こうした取り組みを受け、本講演会では、海外からの研究者も招聘し、国内外での教育モデルや教材開発の実例を紹介すると共に、国際的な視点から日本における西洋古典学の役割と可能性を再考します。
教職員、学生、院生および広く一般の方々どなたでもご参加いただけます。お誘い合わせの上、ご来場ください。
【講演者プロフィール】
フラヴィア・ヴァスコンセロス・アマラル
ヘレニズム史、特にギリシア語のエピグラムを専門とする。サン・パウロ大学PhD。現在、カナダ、ウィニペグ大学助教。
酒嶋恭平
ヘレニズム史、特にギリシア人の自己認識と歴史意識を専門とする。エディンバラ大学PhD。現在、千葉大学大学院人文科学研究院助教。
福島正幸
古代医学、特にギリシア・ローマの疾病観・死生観を専門とする。エディンバラ大学PhD。現在、日本学術振興会特別研究員(順天堂 大学)。本学(國學院大學)兼任講師。
ブライアン・クルーズ
ベルギーのヘント大学で学士号、修士号を取得。現在ダブリン大学トリニティ・カレッジ博士課程に在籍し、ラテン語言語学を研究。
※予約不要、無料です。