演習科目の詳細な構成

2017年3月27日更新

神道文化学部神道文化学科では、神道を中心とする日本の伝統文化や関連する内外の宗教文化についての基本的な理解を確かなものとし、また研究視点や研究法の基礎を身につけるとともに、各自の主体的な関心にもとづいて本格的に学習研究を進めていく科目を、4年間のカリキュラムのなかに連続的に配置しています。

  • 神道文化基礎演習―神道文化・宗教文化を学ぶ基礎力を身につける(1年次)

    神道を中心とする日本の伝統文化と、内外のさまざまな宗教文化について学習・研究するための基礎となる力を身につけることを目的とします。
    そのために、複数回に及ぶ小テストを解くことで、神道文化・宗教文化に関することばを学びます。また、課題図書等の中から1点を選び、読後レポートを執筆します。
    その上で、基本文献や参考図書について学び、さらには各担当教員の専門領域に応じて神道古典・神道祭祀・神道史・神道思想・日本文化・比較文化・比較宗教・個別宗教などに関する基礎知識を学びます。そのさい、文献資料の調べ方や発表方法、レジュメの作成方法を教わりながら、学生相互が課題について発表しあうことなどを通じて、その理解を深めていきます。
    この授業を通じて、神道文化・宗教文化に関する学習・研究にのぞむ姿勢を早く身につけ、学問することの楽しさを発見してほしいと考えています。

  • 神道文化演習―専門演習への架け橋、基礎学力を確実なものにする(2年次)

    2年次に行う神道文化演習では、神道文化学部で学ぶ専門的な学問領域の全体的な俯瞰を可能とする基礎認識を構築し、3・4年次に本格的に取り組むことになる関心テーマの主体的な探究を試みます。
    まず教員が、基礎的な文献への案内を行います。それをふまえて、各自の関心テーマにもとづく発表を順次行っていきます。その際、神道文化基礎演習ですでに学んだレジュメの作成方法と発表方法を、質疑応答と討議を通じて確実なものにしていきます。
    図書館・各種データベースを利用した文献検索や、辞典・目録・叢書等の基礎的な文献・資料へのアクセスとその利用の仕方を習慣として身につけることも求めます。

  • 基幹演習科目―主体的な関心に基づき、本格的な学習を進める(3・4年次)

    神道文化学部学生は2年次までに、神道を中心とする日本の伝統文化や関連する内外の宗教文化についての基本的な理解を確かなものとし、また研究視点や研究法の基礎を身につけることとなっています。これを受け、3年次からは、各自の主体的な関心にもとづいて本格的に学習研究を進めていくことになります。その柱が、3・4年次に履修する基幹演習科目(神道学演習 I・II、宗教学演習 I・II、神道史学演習 I・II)です。
    この演習では担当教員の指導を受けながら、各自が研究計画を立て、調査、資料収集を行い、それを分析・考察し、その成果を発表する機会が与えられます。また、発表や他の受講者との討議を通じて、互いに問題関心を共有しつつ研究を深めていきます。受講者自身の積極的な参加が求められます。
    なお、3年次には、主として研究法や論文作成の基礎を学び、6,000字以上の中間リポートの作成に取り組みます。また4年次には、12,000字以上の演習論文を作成し、4年間の大学生活の集大成となる研究成果をまとめあげます。
    そのため、1・2年次のうちから、テーマの選定や希望する指導教員の情報などに留意し、各教員の専門分野を参考にしてやや広めのテーマを設定することが求められます。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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