國學院大學哲学会について
本会は、哲学の研究と会員相互の親睦を図ることを目的として、設立されました。
会員は、國學院大學文学部哲学科の教員、卒業生の有志および本会の趣旨に賛同する者より構成されています。また國學院大學文学部哲学科の在校生を準会員とします。
主な活動としては、年1回の総会(講演会を含む)と年1回の会報発行があげられます。
会費は、年額 一般会員 2,000円(平成21年度より改定)です。
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哲学会会報執筆者・タイトル一覧
【最新号】
第56号 2019(14頁)
山口智子(85期) 印象に残った出来事あれこれ
稲熊 均(90期) 加藤登紀子さんからの宿題
根岸貴哉(121期) 「縁」と「タイミング」
プレゼン大会を終えて Tasters(宮本千晶・遊柊柊介・笹沼 聖・榎本光希)
哲学会賞受賞者の言葉
研究室から(藤澤 紫)
國學院大學哲学会賞について
この賞は本学哲学科の学生で卒業論文の優れた者を表彰するものです。 表彰の対象者は、当該年度に本学哲学科に在籍し、卒業論文の指導教員を原則として本学哲学科専任教員とし、定められた期日までに卒業論文を提出した者です。
審査は、卒業論文選考委員会を経て
- 優秀賞(賞状並びに賞金 5万円)
- 佳良賞(賞状並びに賞金 3万円) を決定します。
但し、該当者がない場合は、この限りではありません。 表彰式は、哲学会総会の席上で行われ、哲学会の会報にその要旨を掲載しています。
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國學院大學哲学会賞受賞者一覧
國學院大學哲学会賞受賞論文題目ならびに受賞者一覧
2019年(127期)・・・会報№56
・ 優秀賞
榎本 光希 言語の規範性についての考察-解釈かゲームか
笹沼 聖 永劫回帰はニヒリズムを克服しうるか
・ 佳良賞
内桶 亮 伊藤若冲研究―千載具眼の徒を俟つ―
2018年(126期)・・・会報№55
・ 優秀賞
該当者なし
・ 佳良賞
中山恵那 御伽草子と擬人化-鼠の表象を中心に-
船場大和 ハンス・メムリンク《受難伝》研究-「心の巡礼」と都市アイデンティティ
丸山 和 言語政策におけるマイノリティ排除への検討
2017年(125期)・・・会報№.54
・ 優秀賞
両角友満枝 デモクリトスのアトミズム-アトムと空虚の存在位相について-
矢野満月 漫画における描き文字の言語性と絵画性
・ 佳良賞
南島 興 ジョルジョ・モランディ
2016年(124期)・・・会報No.52
- 優秀賞
石原 茜 薬師寺東院堂聖観音菩薩立像
- 佳良賞
富田詠子 ソクラテスは知っていたか ―『無知の自覚』と知の構造―
松本倫子 疑似同期型メディアにおいて共感性について
2015年(123期)・・・会報No.50
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
加藤 淳 『ロアンの大時禱書』研究
野村雄一 ポクラテス『神聖病について(De morbo sacro)』における病の神聖性について
2014年(122期)・・・会報No.48
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
小山大樹 学校現場における道徳教育
寺原菜々子 人形における他者性
丸山諒士 最善世界の表象―ライプニッツにおける美―
茂木寿惠 ギリシャ悲劇におけるパトス性
2013年(121期)・・・会報No.46
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
伊藤遙香 錦絵のジャーナリズム化-新聞錦絵を中心として
竹澤宜良 生と死について-私とは何か、どのようにして生きるべきか
永田美卯 現代における自己肯定感の変容について-SNSと自己愛人格者の関係-
2012年(120期)・・・会報No.44
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
上田真悟 九鬼周造『偶然性の問題』一考
渋谷 啓 和辻哲郎における間柄論について-〈生〉と〈死〉のあいだ-
林なつみ マネ論-アイデンティティに対する攻撃-
山田千華 デカルトにおける哲学の第一原理についての考察
2011年(119期)・・・会報No.42
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
石川直樹 生きることと死ぬこと
中山寛崇 ディヴィッドソンの真理論
前田麻美 プラトン『国家』における民主制考
2010年(118期)・・・会報No.40
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
原 朋希 絵画修復と理論
2009年(117期)・・・会報No.38
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
齋藤祐太 「吉本隆明論」
2008年(116期)・・・会報No.36
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
久保壮平 「現代における優生学」
寺西宏晃 「理解の方法と社会的世界の考察」
吉田諒二 「画家と自画像」
2007年(115期)・・・会報No.34
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
小野寺健次 自己の解体~エナクティブ・アプローチの可能性~
今野紗織 エピクロス思想-その快楽論について-
鈴木基弘 ジョルジュ・バタイユ研究
2006年(114期)・・・会報No.32
2005年(113期)・・・会報No.30
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
東 大介 進化論的認識論とその展開
原 洋昭 テクスト化されたゴシック建築と崇高性について
2004年(112期)・・・会報No.28
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
二瓶えみか 「閉塞した自我」-フェルナン・クノップフの《私は私自身に扉を閉ざす》
飯島要一郎 メルロ=ポンティ論
2003年(111期)・・・会報No.26
- 優秀賞
浅野恭子 μίμησιϚ(ミメーシス)考
- 佳良賞
宮下拓也 哲学者としてのマルクス-初期の著述より
2002年(110期)・・・会報No.24
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
伊藤昌太 ピュシスとノモス-ソクラテス問題に関する考察
小林重裕 ラカンと〈外〉のユートピア
武田幸恵 Aztec sacrifice-三島由紀夫研究-
2001年(109期)・・・会報No.22
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
木村倫子 「死」についての一考察
阿久津亘 ベルクソニスムにおける自己の問題
2000年(108期)・・・会報No.20
- 優秀賞
大瀧信子 黒い聖母についての考察
- 佳良賞
緑川 祐 九鬼周造-「偶然」の諸相-
1999年(107期)・・・会報No.18
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
岡部光彦 初期ハイデガーにおける聖と俗
1998年(106期)・・・会報No.16
- 優秀賞
瀬尾文子 M・ルターの音楽思想-音楽と言葉の連携について
- 佳良賞
西山恒彦 ギュスタヴ・クールベ『オルナンの埋葬』をめぐって
松本太九郎 ラッセルにおける中性一元論の意義
1997年(105期)・・・会報No.15
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
並木淳一郎 「ニヒリズムと超人」
蓑 京子 ジオット画スクロヴェーニ礼拝堂壁画『美徳と悪徳』における女性観
1996年(104期)・・・会報No.14
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
久高將晃 言語行為に於ける規則について
小本利明 『スピノザ哲学に於ける救済の問題』
森口智洞 水のシンボリズムと力-聖体示現と水の存在喚起力をめぐって
吉満昭宏 『論理哲学論考』における問題点
1995年(103期)・・・会報No.13
- 優秀賞
奥野要助 ヘーゲル『精神現象学』における自己意識についての一考察
- 佳良賞
加藤 周 笑いについて
1994年(102期)・・・会報No.12
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
鶴巻祐司 マルティン・ハイデガーに於けるDasein(現存在)の解明
友野 誠 吉本隆明のユートピア・その正体
渡邉 円 初期ハイデガーの現象学
1993年(101期)・・・会報No.10
- 優秀賞
西村浩行 「新カント学派における科学方法論」
- 佳良賞
該当者なし
1992年(100期)・・・会報No.8
- 優秀賞
該当者なし
- 佳良賞
井上弘行 ウィトゲンシュタインにおける私的言語の問題
金子昭夫 言語が消える場所-知の分析から生存の様式としての倫理へ
1991年(99期)・・・会報No.6
- 優秀賞
齋藤邦博 聖アウグスティヌスの「ヴェリタス」、特に其の認識に就いて
- 佳良賞
田中俊吾 富永仲基の神道観
廣澤登子 三千院と浄土思想
卒業論文発表会
哲学科の学びの集大成として卒業論文を作成します。そして國學院大學哲学会および哲学研究室の主催で、毎年三月に哲学科の卒業論文発表会を行います(優秀論文に選ばれた数名が発表)。教員、学生のほか、同学科OBも聴講に訪れ、哲学科らしいバラエティに富んだ内容の発表に加え、質疑応答でも活発なやり取りが見られます。以下は、優秀論文に選ばれた論文タイトルの一例です。
「直観批判」
「言語と認識」
「学校現場における道徳教育」
「最善世界の表象―ライプニッツにおける美─」
「ギリシャ悲劇におけるパトス性」
「プラトン『国家』における三つの比喩をめぐって」
「人形における他者性」
「クロード・モネ─変化から見出した普遍─」
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