2025年3月11日更新
FacebookやTwitterでは、学科の旬な“今”を発信しています。教員の著書紹介、イベント告知、卒業生たちの活躍、教員や学生による学科紹介動画、など盛りだくさん。是非ご覧ください。
「哲学」の語源は、知を愛するという意味のギリシア語「フィロソフィア」です。 哲学科は、まさに「愛知の営み」の場として西洋哲学思想の研究を中心としながら、インド、中国、日本の思想をも視野に収め、さらに美と芸術の理論的考察をも包括する、きわめて間口の広い学科です。学生諸君の知的好奇心の多様性に応えるべく、それぞれの分野の専門家たちが豊富なカリキュラムを用意しています。哲学科は、学生の履修選択のための大枠として、哲学・倫理学コースと美学・芸術学コースの二つのコースによって構成されています。学生諸君は、三年次から(平成25年度以前の入学者は二年次から)いずれかのコースを選択することになります。
ラファエロ「アテネの学堂」
文学部哲学科は、以下の能力を備えた人材を育成します。
A 知識・技能
(DP-A1)哲学(倫理学・美学・芸術学を含む)のさまざまな概念や理論の知識を有し、それらについて説明することができる。
(DP-A2)哲学(倫理学・美学・芸術学を含む)のテキスト(文献)や芸術作品・資料の内容を的確に読み解くことができる。
(DP-A3)哲学に隣接する人文・社会科学のさまざまな概念や理論の知識を有し、それらについて説明することができる。
B 思考力・判断力・表現力
(DP-B1)哲学(倫理学・美学・芸術学を含む)のさまざまな議論において何が問題になっているかを的確に見出すことができる。
(DP-B2)上で見出した問題について論理的・分析的に考え、自らの答えを導出することができる。
(DP-B3)上で導出された自らの答えやその導出の過程を他者にわかりやすく表現することができる。
C 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度
(DP-C1)自ら問題を設定し、その問題に対して主体的に取り組むことができる。
(DP-C2)他者の多様な思考や価値観を理解し、自らの思考や価値観を相対化することができる。
(DP-C3)他者とともに意見や疑問を提示し合い、協働して答えを探求することができる。
以上の教育目標を達成するために設けられた授業科目を履修して所定の単位を修得し、かつ共通教育プログラムにおいて所定の単位を修得した者に、学位を授与します。
共通教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに相当する「プログラム学修成果参照基準(RS:Reference Standard)」を以下のように定め、卒業要件36(人間開発学部26)単位で修得されるべき学修成果目標を明示する。
A 知識・技能
(RS-A1)建学の精神と神道精神を理解し、日本文化を説明できる。
(RS-A2)日本語を正確に読み、表現することができる。
(RS-A3)1つ以上の外国語を用いてコミュニケーションすることができる。
(RS-A4)コンピュータを活用して学修することができる。
B 思考力・判断力・表現力
(RS-B1)数値に基づいて思考し、論証することができる。
(RS-B2)客観的事実に基づいて論理的に思考し、説明することができる。
(RS-B3)俯瞰的視点から思考し、自己の学びを相対化することができる。
(RS-B4)社会のルールを理解することができる。
C 主体性を保持しつつ多様な人々と協働して学ぶ態度
(RS-C1)他者の価値観を尊重し、異文化を受容できる。
(RS-C2)協働して最適な解を導き出そうとした体験を持つ。
(RS-C3)主体性をもった市民としての協働意識、参加意識を身につける。
(RS-C4)身体的または精神的な負荷を意欲に転化することができる。
文学部哲学科は、学位授与方針が示す教育目標を達成するため、下図に示すような教育課程を編成します。
科目群 | 卒業認定・学位授与方針(DP) | 各科目群の教育目標 | |||||||||
知識・技能 | 思考力・判断力 ・表現力 | 主体性を保持しつつ 多様な人々と 協働して学ぶ態度 | |||||||||
A1 | A2 | A3 | B1 | B2 | B3 | C1 | C2 | C3 | |||
基幹科目 | 演習・卒業論文 | ○ | ○ | ◎ | ○ | テキスト・作品・資料の読解や発表、レポート・論文作成を通して、哲学・倫理学・美学・芸術学の学修に共通して必要な読解力、表現力、主体性、協働性などを身につける。 | |||||
共通科目 | ◎ | ○ | ○ | ○ | 哲学・倫理学・美学・芸術学の学修に共通して必要となる知識、思考力などを身につけるとともに、他者と協働して学ぶ態度を身につける。 | ||||||
哲学・倫理学系科目 | ◎ | ○ | ○ | ○ | 哲学・倫理学のより専門的な学修に必要な知識、テキスト読解力、思考力、表現力などを身につける。 | ||||||
美学・芸術学系科目 | ◎ | ○ | ○ | ○ | 美学・芸術学のより専門的な学修に必要な知識、作品・資料の読解力、思考力、表現力などを身につける。 | ||||||
展開科目 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 基幹科目で学んだ内容を発展させた内容について学ぶために必要な知識、思考力などを身につけるとともに、自ら主体的に問題を見つけ出していく態度を身につける。 | ||||
関連科目 | ○ | ○ | ◎ | 関連領域の基礎知識を身につけ、自らの哲学的思考や価値観を相対化する視点を身につける。 |
共通教育プログラムは、「プログラム学修成果参照基準」に定められた12の能力を身につけるために、下記の図表に示された4つの科目群(國學院科目群、汎用的スキル科目群、専門教養科目群、総合科目群)から構成される教育課程を設けている。各科目群の教育目標に応じて重点箇所を◎及び○で示す(◎:特に重点を置いている、○:重点を置いている)。なお、☆は履修方法による専門教養科目群固有の学修成果目標を示す。
科目群 | 学修成果参照基準(RS) | 各科目群の教育目標 | ||||||||||||
知識・技能 | 思考力・判断力 ・表現力 | 主体性を保持しつつ 多様な人々と 協働して学ぶ態度 | ||||||||||||
A1 | A2 | A3 | A4 | B1 | B2 | B3 | B4 | C1 | C2 | C3 | C4 | |||
國學院科目群 | 神道と文化 | ◎ | 國學院大學の建学の精神、学問的伝統に触れ、神道精神の本質と國學院大學が培ってきた日本研究の成果と学問的伝統を学び、日本文化への理解を深める。これを通じて日本人としての主体性、大学に対する帰属意識を涵養する。 | |||||||||||
國學院の学び | ◎ | |||||||||||||
日本文化を知る | ◎ | |||||||||||||
Japan Studies | ○ | ○ | ◎ | |||||||||||
汎用的スキル科目群 | 日本語 | ◎ | 大学における学修にとって基礎となる技能、グローバル環境で生きるのに必要な汎用的言語能力、数学的論理構成力、情報処理能力を身につけ、活用する能力を獲得する。 | |||||||||||
英語 | ◎ | ○ | ||||||||||||
数的推論 | ◎ | |||||||||||||
情報処理 | ◎ | |||||||||||||
専門教養科目群 | 人文学A | ○ | ◎ | ☆ | ○ | 学部専門科目の基礎部分を、他学部学生が「専門教養」として体系的に履修することにより、複眼的思考方法を身につけ、自己と自己が学ぶ学問を相対化できる。 | ||||||||
人文学B | ○ | ◎ | ☆ | ○ | ||||||||||
法学・政治学A | ☆ | ○ | ○ | ◎ | ||||||||||
法学・政治学B | ○ | ◎ | ☆ | ○ | ||||||||||
経済学A | ○ | ◎ | ☆ | |||||||||||
経済学B | ◎ | ☆ | ○ | |||||||||||
自然科学 | ○ | ◎ | ☆ | |||||||||||
総合科目群 | 導入科目 | ○ | ○ | ◎ | 学士課程教育の導入学修、異文化への理解を促す外国語学修、スポーツ・身体活動の理論と実践、学生から社会人への展望を得るキャリア学修を通じて、学士課程教育と社会的教養の基礎となる知を身につける。 | |||||||||
外国語 | ○ | ◎ | ||||||||||||
スポーツ科学 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
キャリア形成 支援科目 | ○ | ○ | ◎ |
文学部は、日本や外国の言語・文化・思想・歴史に対して強い興味を持ち、5つの学科(日本文学科・中国文学科・外国語文化学科・史学科・哲学科)が扱うそれぞれの学問領域に関して、主体的な姿勢で学修に取り組むことのできる学生を受け入れます。
◎求める人材、期待される入学者像
・東洋・西洋の哲学思想に対する学修を通して、社会に貢献できる知識と能力を有する者。
・哲学・倫理学および美学・芸術学の学門分野に対する強い志向性を持ち、物事の本質を見極めたいという知的探究心に基づき、論理的思考を通して洞察を深めることができる者。
・文献を読解し、渉猟することによって、あるいは他者との対話によって様々な知に触れ、自らの考えを吟味検証することができる者。
◎入学者選考の観点
(AP1)現代文、英語を中心に、哲学科で学ぶ内容に対応する科目について、高等学校卒業程度の知識・技能を習得しているか。〈知識・技能〉
(AP2)自分の知識・技能に基づいて、論理的に考え、自ら判断し、それを表現する能力を持っているか。〈思考力・判断力・表現力〉
(AP3)哲学(哲学・倫理学や美学・芸術学分野)に対する志向性を持ち、主体的に学ぶ姿勢があるか。〈主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度〉
※具体的な入試制度と観点との関連は別表の通りです。
◎入学までに身につけるべき教科・科目
入学までに「現代の国語」「言語文化(近代以降の文章)」「英語コミュニケーションI・ II・ III」「論理・表現I・II・Ⅲ」を身につけ、さらに「倫理」「公共」「政治・経済」「世界史探究」「日本史探究」「地理探究」「美術I」「音楽I」「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学A」およびそれに相当する教科を一つ以上履修していることが望まれます。
このページに対するお問い合せ先: 文学部資料室
RECOMMENDS
{{settings.lead.title}}
{{{settings.lead.letter}}}
{{pages.title}}
{{articles.title}}
Language
SEARCH
{{section.title}}
{{item.tagline}}