2024年6月27日更新
中国文学科では、「何をやりたいか・何を身につけたいか・何を知りたいか」という就学前の視点に立って、学科の科目を組み上げました。
多くの大学では、学問分野によって専攻やコースが提供されていますが、未知の専門分野からイメージして、進路を選択するのは難しいのではないでしょうか。
本学科では、「興味と志望」を大切にします。入学前・入学後・進級後と、どの段階でも自分の関心にしたがって「選べる」ことを重視して講義をプログラミングしました。
1年次はすべてのプログラムの導入的な各概説を受講し、2年進級時に選択します。
また、副専攻の制度を使えば、他学部他学科が提供するさまざまな学問にもアプローチできます。
◎学科カリキュラムは、次の3種類に大別されています。
学科基幹科目は、A《学修基礎科目》、B《学科基礎科目》、C《学科応用科目》に分かれ、学科専門教育の根幹をなし、基礎力の修得から応用力の養成までを目指します。
A 《学修基礎科目》は、中国文学を学ぶ上で必要となる古典の読解力の養成を目指します。
B 《学科基礎科目》は、中国文学を学ぶうえで、各プログラムに共通の基礎力を養う講座が置かれており、いずれも必修です。
以上は、学科における基礎学修の3綱目である、[1]古典理解、[2]中国語の修得、[3]コンピュータ・リテラシーの修得を目指しています。
C 《学科応用科目》は、基礎科目を受けて第5セメスター以後に設けられています。研究と演習からなり、個別展開的なテーマについて学修します。
プログラム専修科目は、A《導入科目》、B《プログラム基礎科目》、C《プログラム応用科目》に分かれ、文学研究プログラム・中国語教養プログラム・中国民俗文化プログラム・人文総合プログラムに共通する基礎力を養います。
A 《導入科目》 は、第2セメスターに置かれ、第2セメスター終了後にプログラムを選択するために、各分野のイメージを形成するための科目です。
※ プログラム選択制について
第2セメスターに導入科目群を受けた後、次の4つのプログラムのうち1つを選択します。第3セメスターからは、選択したプログラムの基礎科目・応用科目を重点的に学修することになります。
國學院伝統の古典研究を中核に、近現代文学にウィングを広げたプログラムです。中国文学を中心とする原典を数多く読み、研究を主軸に専門性を高めることに重点を置いています。教職や大学院進学の目標にも対応できます。
中国語リテラシー(読み書き・運用能力)の向上を主眼とします。選択者は全員2年生後期にセメスター留学に参加します。商社・観光会社など、直接現地と関わる仕事を目指す学生を想定したプログラムです。
中国学の文献は士大夫の立場から書かれていますが、文化の根底には民衆の生活があります。このプログラムは中国の多様で豊かな文化を育んできた民衆とその生活に関心を抱く学生を想定し、東アジア世界に広がる基層文化の理解を目指します。
幅広い中国理解を目指します。中国の思想・歴史・宗教・芸術など、中国文学を支えるさまざまな諸文化に関する知識を学び、総合力を養います。多様な関心を抱き、中国学の総合的な知識を生かす仕事を目指す学生を想定したプログラムです。
B 《プログラム基礎科目》は、プログラム導入科目を受けて第3~4セメスターに置かれ、各プログラムのより幅広い知識を修得する科目です。プログラムごとに1)~3)の3科目が置かれています。
C 《プログラム応用科目》は、第5セメスター以後、各プログラムを深く研究するために、発展的な見方や応用力を養うために置かれた科目です。
以上は、プログラムごとの選択であり、プログラムごとにカテゴリーがあります。
関連科目は、日本文学科の科目ですが、主に国語科教員を志望する者に必須とされる日本文学概論1)・2)、日本語学概論1)・2)が置かれています。
学修基礎科目の中の中国古典読法基礎、および関連科目は自由選択の科目です。修得単位は、全学オープン科目(24単位)に算入されます。
全学オープン科目は、積極的に学び取る姿勢を期待して設けられた領域で、全学的に運用されています。単位区分上は、専門科目からでも、教養総合科目からでも履修できるようになっており、また、共通領域に指定された科目であれば、全学科・全学部にわたる横断的履修も可能です。中国文学科では、原則としてプログラム応用科目全体を共通領域として開放しており、本学科所属の学生が、専門科目で88単位を満たすことにも対応しています。したがって、専門に徹したい場合に本学科の専門科目から選択することも、一方、自らの興味と必要性から多様な科目を、全学から集めて自分のオリジナル・カリキュラムを組むことも可能です。
中国文学科では、教養総合・外国語科目の必修外国語として中国語が指定されています。
1年次(中国語基礎A・B)と2年次(中国語中級A・B)で週2時間ずつ履修するように設定されており、これに、学科科目の中国語基礎演習(前期集中2時間)・中国語演習1・中国語演習2を加えると、中国語に関しては充分な時間数が確保されていると考えてよいでしょう。
1) この履修モデルは、中国文学科の専門科目および共通教育科目・外国語科目を中心として、プログラムごとに重点的に履修することをすすめる科目を例示したものです。ここに例示した科目を履修するだけでは、卒業に必要な単位を満たすことはできません。
2) 履修計画を立てる際には、必ず『履修要綱』を参照し、教務課の主催する「履修ガイダンス」を受け、誤りや遺漏のない登録を心掛けてください。
3) 履修登録は、4 年間を通して自主的かつ全体的に考えるようにし、無理のない効果的な履修計画を立てることを勧めます。
(特に教職課程の履修を希望する場合は、この点に留意してください。)
4) 実際の履修登録の際には、年度により履修者の希望や時間割の都合で、このパターン通り履修できない場合があります。年度当初および後期開講時の教務課の掲示や学科の指示に従うようにしてください。
5) 中国文学科の専門科目は、基本的にセメスター制(前期・後期二期制)となっています。
3・4年次のカリキュラムは、卒業論文を選択するか否かで大きく変わります。
卒業論文は、いうまでもなく専門領域における学習の集大成として行う研究です。研究とは、自ら問題を発見し、方法を選び、資料を博捜し、論理を駆使して作成するものです。その形体は多様であって、積極的に対象に当たり、自己の目的を充分に達成することが重要です。したがって、中国文学科では、その初発の段階から積極性が問われる〔卒業論文選択制〕を採っています。
卒業論文を大学生活の総まとめとして書こうと考える諸君は、まず3年次前期(第5セメスター)において卒業論文1 を履修してください。卒業論文を書くにあたっての心構え、問題の見いだし方、資料収集・資料分析の方法などについて、さまざまな角度から講じていきます。諸君には卒業論文1を履修した上で、卒業論文を書くかどうかの判断をしてもらいます。卒業論文1を履修していないと、卒業論文2 を履修することができません。
卒業論文への取り組みが十分に準備でき、卒業論文を書くことを決めた諸君は、3年次後期(第6セメスター)から卒業論文2 を履修し、4年次後期(第8セメスター)に設定される期日までに卒業論文を書き上げ、提出することになります。卒業論文2 は専門領域における学習の集大成です。専任教員の個別指導が主眼です。
大学における勉学の根本は、自分でテーマを見つけ、自分で調べ、努力して自分の考えを構築するところにあります。とくに卒業論文は、諸君が自ら決めたテーマをもとに、専攻分野で培ってきた文学研究の方法を駆使して、実際に自らの論をうち立てるもので、いわば初めて自分の学問的立場を確立するという大きな意義があります。その意味において、大学院への進学や教員を志望する者はもちろんのことですが、ぜひ多くの諸君が、卒業論文を選択し、卒業論文を書き上げて卒業してもらいたいと思います。
卒業論文1 は3年次前期(第5セメスター)に開講されますが、諸君は日頃の学習の中から、また2年次までに受講する専門の講座を通じて、自分の問題意識を高めていくこと、つまり、自分自身が何に興味を持ち、何に関心を抱いているのか、そのことをまず心に置いて、何を取り上げて研究したらよいだろうかと考える姿勢が大切です。
「問題の関心は大きく、研究題目は小さく」が、研究題目を決めるにあたっての基本原則ですが、研究についての考えがまとまりそうであったり、または疑問が生じた場合には、学科の教員に相談してください。教員は具体的に、そのテーマについての先行研究や学界状況、調査していくべき必要な資料、またその調査方法などを個別指導します。
論文は書き進めていくうちに、何度も困難にぶつかることになりますが、そのたびに原典などにあたり、先学の論文をよく読んで、自分の考えを育てて、やり抜いてください。その成果はたとえ小さなものであっても、がんばり抜くことが、必ず諸君の今後の生き方において大きなプラスになるはずです。
◎学科カリキュラムは、次の3種類に大別されています。
学科基幹科目は、A《学科導入科目》、B《学科基礎科目》、C《演習・卒業論文》に分かれ、学科専門教育の根幹をなし、基礎力の修得から応用力の養成までを目指します。
A 《学科導入科目》は、中国文学を学ぶ上で必要となる古典の読解力の養成を目指します。
B 《学科基礎科目》は、中国文学を学ぶうえで、各プログラムに共通の基礎力を養う講座が置かれており、いずれも必修です。
以上は、学科における基礎学修の3綱目である、[1]古典理解、[2]中国語の修得、[3]コンピュータ・リテラシーの修得を目指しています。
C 《演習・卒業論文》は、第2セメスターから始まります。演習と卒業論文からなり、卒業論文は必修です。
プログラム専修科目は、A《導入科目》、B《プログラム基礎科目》、C《プログラム応用科目》に分かれ、文学研究プログラム・思想総合プログラム・中国民俗文化プログラムに共通する基礎力を養います。
A 《プログラム導入科目》 は、第1・2セメスターに置かれ、第2セメスター終了後にプログラムを選択するために、各分野のイメージを形成するための科目です。
※ プログラム選択制について
第2セメスターに導入科目群を受けた後、次の4つのプログラムのうち1つを選択します。第3セメスターからは、選択したプログラムの基礎科目・応用科目を重点的に学修することになります。
國學院伝統の古典研究を中核に、近現代文学にウィングを広げたプログラムです。中国文学を中心とする原典を数多く読み、研究を主軸に専門性を高めることに重点を置いています。教職や大学院進学の目標にも対応できます。
中国の思想は文学とも密接な関係にあります。そして、中国の伝統的な思想である儒教は、日本を含めた漢字文化圏に影響を与えてきました。このプログラムでは中国思想を中心に、日本での受容や宗教にも知識を広げていきます。
中国語リテラシー(読み書き・運用能力)の向上を主眼とします。選択者は全員2年生前期にセメスター留学に参加します。商社・観光会社など、直接現地と関わる仕事を目指す学生を想定したプログラムです。
中国学の文献は士大夫の立場から書かれていますが、文化の根底には民衆の生活があります。このプログラムは中国の多様で豊かな文化を育んできた民衆とその生活に関心を抱く学生を想定し、東アジア世界に広がる基層文化の理解を目指します。
B 《プログラム専修科目》は第3セメスター以降に学ぶ科目です。プログラムごとにⅠ~Ⅴのうち3~5科目が置かれています。選択したプログラムに応じて所定の科目を履修しますが、他のプログラムの科目も履修可能です。自身の関心や志向に応じて、関心領域を集中的に学ぶことも、多方面から幅広く学ぶことも可能であり、いずれも主体的に学修を進めることができます。
・中国文学と感性は、史伝・小説・散文を学びます。
・中国文学と表現は、伝統芸能や詩詞を学びます。
・中国文学と時代は、古代から近現代までの作家について学びます。
・中国思想と学術は、諸子の思想を学びます。
・中国思想と時代は、思想史や時代に応じて出現した作品を学びます。
・中国の思想と伝統は、中国の宗教について学びます。
・教養中国語は、セメスター留学に向けた事前準備や、基礎的な文法・作文を学びます。
・応用中国語は、セメスター留学から帰国後の応用的な会話・作文などを学びます。
・実践中国語は、セメスター留学先で開講される実践的な中国語学習です。
・中国古典と民俗文化は、中国古典によって民俗文化を学びます。
・中国民俗文化と心は、神話・伝説・昔話等を学びます。
・中国民俗文化と形は、儀礼・年中行事等を学びます。
以上は、プログラムごとの選択であり、プログラムごとにカテゴリーがあります。
関連科目は、日本文学科の科目ですが、主に国語科教員を志望する者に必須とされる科目が置かれています。
関連科目は自由選択の科目です。修得単位は、専門教育科目で卒業に必要な64単位を超えた単位に算入されます。
中国文学科では、共通教育プログラムの言語スキル科目群として、必修外国語の中国語が指定されています。
1年次(中国語Ⅰ・Ⅱ)と2年次(中国語Ⅲ・Ⅳ)で週2時間ずつ履修するように設定されており、これに、学科科目の中国語基礎演習(前期集中2時間)・中国語演習(後期集中2時間)を加えると、中国語に関しては充分な時間数が確保されていると考えてよいでしょう。
1) この履修モデルは、中国文学科の専門科目および共通教育プログラム・外国語科目を中心として、プログラムごとに重点的に履修することをすすめる科目を例示したものです。ここに例示した科目を履修するだけでは、卒業に必要な単位を満たすことはできません。
2) 履修計画を立てる際には、必ず『履修要綱』を参照し、教務課の主催する「履修ガイダンス」を受け、誤りや遺漏のない登録を心掛けてください。
3) 履修登録は、4 年間を通して自主的かつ全体的に考えるようにし、無理のない効果的な履修計画を立てることを勧めます。
(特に教職課程の履修を希望する場合は、この点に留意してください。)
4) 実際の履修登録の際には、年度により履修者の希望や時間割の都合で、このパターン通り履修できない場合があります。年度当初および後期開講時の教務課の掲示や学科の指示に従うようにしてください。
5) 中国文学科の専門科目は、基本的にセメスター制(前期・後期二期制)となっています。
卒業論文は、いうまでもなく専門領域における学習の集大成として行う研究です。研究とは、自ら問題を発見し、方法を選び、資料を博捜し、論理を駆使して作成するものです。その形体は多様であって、積極的に対象に当たり、自己の目的を充分に達成することが重要です。
まず3年次前期(第5セメスター)において卒業論文1 を履修します。卒業論文を書くにあたっての心構え、問題の見いだし方、資料収集・資料分析の方法などについて、さまざまな角度から講じていきます。
3年次後期(第6セメスター)から卒業論文2 を履修し、4年次後期(第8セメスター)に設定される期日までに卒業論文を書き上げ、提出することになります。卒業論文2 は専門領域における学習の集大成です。専任教員の個別指導が主眼です。
卒業論文Ⅱと併行して、3年次後期から中国学応用演習Ⅰ~Ⅲを履修します。中国学応用演習においては研究プロセス全体を体験すると同時に、討議等を通じて協働して学ぶ態度を身に着けます。
大学における勉学の根本は、自分でテーマを見つけ、自分で調べ、努力して自分の考えを構築するところにあります。とくに卒業論文は、諸君が自ら決めたテーマをもとに、専攻分野で培ってきた文学研究の方法を駆使して、実際に自らの論をうち立てるもので、いわば初めて自分の学問的立場を確立するという大きな意義があります。
卒業論文1 は3年次前期(第5セメスター)に開講されますが、諸君は日頃の学習の中から、また2年次までに受講する専門の講座を通じて、自分の問題意識を高めていくこと、つまり、自分自身が何に興味を持ち、何に関心を抱いているのか、そのことをまず心に置いて、何を取り上げて研究したらよいだろうかと考える姿勢が大切です。
「問題の関心は大きく、研究題目は小さく」が、研究題目を決めるにあたっての基本原則ですが、研究についての考えがまとまりそうであったり、または疑問が生じた場合には、学科の教員に相談してください。教員は具体的に、そのテーマについての先行研究や学界状況、調査していくべき必要な資料、またその調査方法などを個別指導します。
論文は書き進めていくうちに、何度も困難にぶつかることになりますが、そのたびに原典などにあたり、先学の論文をよく読んで、自分の考えを育てて、やり抜いてください。その成果はたとえ小さなものであっても、がんばり抜くことが、必ず諸君の今後の生き方において大きなプラスになるはずです。
このページに対するお問い合せ先: 文学部資料室
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