中国文学科について

2017年4月1日更新

建学の精神と中国文学科 《変わらないもの・変わりゆくもの》

 本学創立の「告諭」にうたわれた建学の精神は、「本ヲ立ツル」つまり「揺らぐことのない根底を築く」ことにあります。そのためには、「国の特質を究明すること」と「あるべき人間性を養うこと」とが両輪と指摘されています。これは、自分の立つ足元を自覚し、そこから自己の確立を目指すためには、特に大切な視点です。自己を見失っては、常に環境に流されて主体性が無くなってしまうからです。この「自分とは何者か」との思惟が、学問の基礎であることは永遠に変わらないでしょう。これが、本学科の基本となっています。 中国文学科は、「中国学(Sinology・漢学)」と呼ばれる幅広い学問を視野に教学に努めています。元来、人文分野の学問は、細分化を嫌います。人間の営為は、文学も思想も宗教も一体となって、大きくは社会を、小さくは独りの人間を形成します。ですから、人を・社会を・文化を考えるためには、幅広く学ぶ必要があります。その中では、《変わらないもの》である古典・伝統を学ぶことから、《変わりゆくもの》である現代や自己の内面を見据えることが求められます。《変わらないもの》を知らなければ、本当の新しいものは見分けられないでしょう。 この視点から、青春の4年間を以後の人生の根底を築き、人間性を考える時期とすることは、何にもまして価値あることではないでしょうか。 

中国文学科の学士課程教育3ポリシー

  • 卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

    文学部中国文学科は、以下の能力を備えた人材を育成します。

     

    A 知識・技能

    (DP-A1)中国文学に関する基礎知識および中国古典読解能力を身につけることができる。

    (DP-A2)中国語運用能力を身につけることができる。

    (DP-A3)中国文学に関する情報処理能力を身につけることができる。

    B 思考力・判断力・表現力

    (DP-B1)中国文学について、読解能力・中国語運用能力でもって、共感し理解できる。

    (DP-B2)中国文学及び関連する諸領域の学問に関し思考力を養うことができる。

    (DP-B3)中国文学に関する自らの考えを表現できる。

    C 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度

    (DP-C1)中国文学・文化を通して他者を理解できる。

    (DP-C2)中国文学及び日本文学を理解し、それらを他者と共有できる。

    (DP-C3)国際的な視点でもって、広く社会に貢献できる。

     

    以上の教育目標を達成するために設けられた授業科目を履修して所定の単位を修得し、かつ共通教育プログラムにおいて所定の単位を修得した者に、学位を授与します。

    • 学修成果参照基準

       共通教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに相当する「プログラム学修成果参照基準(RS:Reference Standard)」を以下のように定め、卒業要件36(人間開発学部26)単位で修得されるべき学修成果目標を明示する。

      A 知識・技能

      (RS-A1)建学の精神と神道精神を理解し、日本文化を説明できる。

      (RS-A2)日本語を正確に読み、表現することができる。

      (RS-A3)1つ以上の外国語を用いてコミュニケーションすることができる。

      (RS-A4)コンピュータを活用して学修することができる。

      B 思考力・判断力・表現力

      (RS-B1)数値に基づいて思考し、論証することができる。

      (RS-B2)客観的事実に基づいて論理的に思考し、説明することができる。

      (RS-B3)俯瞰的視点から思考し、自己の学びを相対化することができる。

      (RS-B4)社会のルールを理解することができる。

      C 主体性を保持しつつ多様な人々と協働して学ぶ態度

      (RS-C1)他者の価値観を尊重し、異文化を受容できる。

      (RS-C2)協働して最適な解を導き出そうとした体験を持つ。

      (RS-C3)主体性をもった市民としての協働意識、参加意識を身につける。

      (RS-C4)身体的または精神的な負荷を意欲に転化することができる。

  • 教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

    文学部中国文学科は、学位授与方針が示す教育目標を達成するため、下図に示すような教育課程を編成します。

    科目群

    卒業認定・学位授与方針(DP)

    各科目群の教育目標

    知識・技能

    思考力・判断力

    ・表現力

    主体性を保持しつつ

    多様な人々と

    協働して学ぶ態度

    A1

    A2

    A3

    B1

    B2

    B3

    C1

    C2

    C3

    学科基幹科目

    学科基礎科目

     

     

     

     

     

     

    中国古典読解・中国語運用・情報処理の三つの能力を身につける。中国文学に関し、基礎知識と技能を身につけた上で、発展的・実践的学修へと至ることができる。

    学科応用科目

     

     

     

     

     

     

    研究・演習

     

     

     

     

     

     

    卒業論文

     

     

     

     

     

     

    プログラム 専修科目

    導入科目

     

     

     

     

     

     

    プログラム選択のための基礎的学修と選択後、各プログラムの発展的学修へと至り、総合的かつ専門的な知識を得ることができる。

    プログラム基礎科目

     

     

     

     

     

     

    プログラム応用科目

     

     

     

     

     

     

    関連科目

    関連科目

     

     

     

     

     

     

    関連する諸分野の学問を学ぶことで、中国文学に関する知識をさらに深化し、広げることができる。

     

    • 共通教育プログラムのカリキュラム・ポリシー

       共通教育プログラムは、「プログラム学修成果参照基準」に定められた12の能力を身につけるために、下記の図表に示された4つの科目群(國學院科目群、汎用的スキル科目群、専門教養科目群、総合科目群)から構成される教育課程を設けている。各科目群の教育目標に応じて重点箇所を◎及び○で示す(◎:特に重点を置いている、○:重点を置いている)。なお、☆は履修方法による専門教養科目群固有の学修成果目標を示す。

      科目群

      学修成果参照基準(RS)

      各科目群の教育目標

      知識・技能

      思考力・判断力

      ・表現力

      主体性を保持しつつ

      多様な人々と

      協働して学ぶ態度

      A1

      A2

      A3

      A4

      B1

      B2

      B3

      B4

      C1

      C2

      C3

      C4

      國學院科目群

      神道と文化

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       國學院大學の建学の精神、学問的伝統に触れ、神道精神の本質と國學院大學が培ってきた日本研究の成果と学問的伝統を学び、日本文化への理解を深める。これを通じて日本人としての主体性、大学に対する帰属意識を涵養する。

      國學院の学び

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      日本文化を知る

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      Japan Studies

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      汎用的スキル科目群

      日本語

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       大学における学修にとって基礎となる技能、グローバル環境で生きるのに必要な汎用的言語能力、数学的論理構成力、情報処理能力を身につけ、活用する能力を獲得する。

      英語

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      数的推論

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      情報処理

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      専門教養科目群

      人文学A

       

       

       

       

       

       

       

       

       学部専門科目の基礎部分を、他学部学生が「専門教養」として体系的に履修することにより、複眼的思考方法を身につけ、自己と自己が学ぶ学問を相対化できる。

      人文学B

       

       

       

       

       

       

       

       

      法学・政治学A

       

       

       

       

       

       

       

       

      法学・政治学B

       

       

       

       

       

       

       

       

      経済学A

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      経済学B

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      自然科学

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      総合科目群

      導入科目

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       学士課程教育の導入学修、異文化への理解を促す外国語学修、スポーツ・身体活動の理論と実践、学生から社会人への展望を得るキャリア学修を通じて、学士課程教育と社会的教養の基礎となる知を身につける。

      外国語

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      スポーツ科学

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      キャリア形成

      支援科目

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

  • 入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)

    中国文学科では、以下のような学生を受け入れます。

     

    ・中国古典の学修・研究に、強い興味・関心を持つ者。

    ・中国近現代文学の学修・研究に、強い興味・関心を持つ者。

    ・中国語の学修・研究に、強い興味・関心を持つ者。

    ・中国文化の学修・研究に、強い興味・関心を持つ者。

    ・教職を目指しての専門分野の学修・研究に、強い興味・関心を持つ者。

     

     上記の方針に基づき、以下の観点で入学希望者を審査します。

     

    (AP1)国語(古文・漢文を含む)を中心に、中国文学科で学ぶ内容に対応する科目について、高等学校卒業程度の知識・技能を修得しているか。

    (AP2)知識・技能に基づいて、論理的に考え、自主的に判断し、それを正確に表現する能力を持っているか。

    (AP3)中国の文学や文化に対する志向性を持ち、主体的に学ぶ姿勢があるか。

     

     また、入学までに、「国語総合(古文・漢文を含む)」で古文・漢文の基礎をしっかりと身につけ、「世界史A」または「世界史B」では、特に中国の歴史・文化とわが国との関係について、十分な知識を身につけていることが望まれます。

    入学制度

    選考方法

    AP1

    AP2

    AP3

    各入学制度のねらい

    一般入試
    A日程・B日程

    教科

     

    本学科での学修に必要な国語(古文・漢文を含む)等の学力を十分に持つ者を受け入れます。

    一般入試
    V方式[I期・II期]

    教科

     

    公募制自己推薦(AO)

    自己推薦書

     

    中国の文学や文化に強い興味・関心を持ち、本学科での学修に主体的に関わろうとする意欲のある者を受け入れます。

    活動報告書・添付資料・添付資料目録

    授業レポート

     

    面接試験

    系列三高校推薦

    調査書

     

     

    中国の文学や文化に強い興味・関心を持ち、本学科での学修に主体的に関わろうとする意欲のある者を、本学から依頼した高等学校または中等教育学校の学校長の推薦に基づいて受け入れます。

    活動報告書・添付資料・添付資料目録

    協定校推薦

    調査書・志望理由書等

     

     

    中国の文学や文化に強い興味・関心を持ち、本学科での学修に主体的に関わろうとする意欲のある者を、本学から依頼した高等学校または中等教育学校の学校長の推薦に基づいて受け入れます。本学と協定を結んだ高等学校(協定校)の生徒のみを対象とします。

    レポート

     

     

    面接試験

     

     

    指定校制推薦

    調査書

     

     

    中国の文学や文化に強い興味・関心を持ち、本学科での学修に主体的に関わろうとする意欲のある者を、本学から依頼した高等学校または中等教育学校の学校長の推薦に基づいて受け入れます。

    レポート

     

    面接試験

    院友子弟等特別選考

    志望理由書

     

    中国の文学や文化に強い興味・関心を持ち、本学科での学修に主体的に関わろうとする意欲のある院友(本学卒業生等)の子弟等を受け入れます。

    レポート

     

    授業レポート

     

    面接試験

    学士・一般編入学

    専門科目

     

    学士または編入学の資格を有し、中国の文学や文化への強い興味・関心及び基礎知識を持つ者を受け入れます。

    面接試験

     

受験生の皆さんへ

  • 中国文学科での学び

    (1)中国文学科の特色-3つの基幹と4つのプログラム-

    中国文学科は教育研究上の目的と方針を次のように規定しています。

     「中国文学を中心に、関連する諸領域の学習を通して、専門的教養に支えられた根源的視点と創造的思考力を養い、広く国際社会に貢献できる人材を育成する」

    以上から次のカリキュラムを組んでいます。

    《3つの基幹》

    中国古典の理解・中国語運用能力の向上・漢字情報処理技術の習得

     これらは4年間のカリキュラム全体を一貫する方針です。したがって、必修科目の多くがこの方針に即した内容となっています。

    《4つのプログラム》

     本学科の科目は、すべてセメスター(前期・後期の2期制)に分かれています。

     第1セメスター(1年前期)では導入教育の時期とし、高校から大学へのスムーズな移行を目指しています。

     第2・第3セメスター(1年後期・2年前期)では専門基礎教育が始まり、プログラムを選択します。

     その4つのプログラムは、

    • 文学研究(研究を主軸に専門性を深める)
    • 中国語教養(中国語習得を主軸に運用能力を高める)
    • 中国民俗文化(民俗文化を視点に中国の多様性を解明する)
    • 人文総合(幅広い中国理解を目指し総合力を養う)

    に分かれています。これらの詳細は「カリキュラム」の項目で具体的な講義内容を紹介します。

     第4セメスター(2年後期)では専門教育が本格化し、中国留学の選択・非選択によって学修内容が大きく異なって来ます。

     第5セメスターから第8セメスター(3年前期から卒業まで)は、卒業論文の選択・非選択によって、やはり学修内容が大きく異なって来ます。

     以上からわかるように《自分で選ぶこと》が学科の特色になっています。自分に最も必要なものを、それぞれの時期に自分を振り返って考えながら進むことが、前項で述べた学問の基礎になることは言うまでもありません。

    (2)カリキュラム

    ※ クリックで拡大します

    (3)4プログラム制

    文学研究プログラム

    文学の深い探究

     國學院伝統の古典研究を中核に、近現代文学にウィングを広げたプログラムです。中国文学を中心とする原典を数多く読み、研究を主軸に専門性を高めることに重点を置いています。教職や大学院進学の目標にも対応できます。

    学生メッセージ

     文学研究プログラムでは、『詩経』・楚辞・『文選』などの作品を深く学べるのはもちろんですが、私が研究の上で大切にしたのは、使用する文献をよく知ることと、正確に引用することです。書誌学の講義では、使用する文献がどの版本に基づいたものか明らかにすることは、自分の研究の範囲や立場を示すことにもなると教わりました。また、研究の講義や演習の発表では、字の書き落としや写し間違いは全体を損ねてしまうものであることと、自分のしていることが、疑問を調べるだけの調査やレポートでなく、研究になっているかを問うことの大切さを知りました。

     調査や資料作成は地道でつらい時もありますが、私は四年間の学びを通じて、研究とは、自分の内面に問いかけ、答えを出していくものだと思っています。

    (卒業生)

    中国語教養プログラム

    中国語を存分に

     中国語リテラシー(読み書き・運用能力)の向上を主眼とします。選択者は全員2年生後期に中国の名門校である南開大学にセメスター留学(説明は8ページ)します。商社・観光会社など、直接現地と関わる仕事を目指す学生を想定したプログラムです。

    学生メッセージ

     この中国語教養プログラムを修了して、伝えたいことは、将来中国語を仕事で使う方だけではなく、歴史や文学を学ぶ方にとっても中国語は不可欠だということです。例えば、卒業論文を書く時には中国の専門家の論文を読む必要がありますが、このプログラムでは文法・会話だけでなく、長文読解の練習もあわせて楽しく行えます。また「中国語実務」の科目では、ビジネス会話やニュースの聴き取りを実践するので、本格的な中国語を学びつつ、発掘調査などの最新情報を詳しく知る力も身に付きます。このように中国語教養では、通訳・翻訳家への道を歩み出すことも、研究者に必要なツールを得ることもできるのです。このプログラムで、私は中国文学科に入った意義を一層増すことができました。

    (卒業生)

    中国民俗文化プログラム

    中国の人と生活を知る

     中国学の文献は士大夫―知識人―の立場から書かれていますが、文化の根底には民衆の生活があります。このプログラムは中国の多様で豊かな文化を育んできた民衆とその生活に関心を抱く学生を想定し、東アジア世界に広がる基層文化の理解を目指します。

     民俗学的方法によって文学を研究することは、國學院大學の伝統です。本プログラムは、中国の文学や文化の民俗学的研究をより充実させるために、平成23年度に新たに設けられました。

     中国文学の多くは「士大夫」といわれる知識人が著したものであり、しばしば為政者としての立場から書かれていますが、その基礎には、民衆の生活があり、そこから生まれた文化があります。本プログラムでは、中国の衣食住や年中行事、民間信仰などを学び、民衆の側から、中国の文化・文学を研究します。

    人文総合プログラム

    幅広い中国理解

     幅広い中国理解を目指します。中国の思想・歴史・宗教・芸術など、中国文学を支えるさまざまな諸文化に関する知識を学び、総合力を養います。多様な関心を抱き、中国学の総合的な知識を生かす仕事を目指す学生を想定したプログラムです。

     人文総合プログラムでは、仏教史や文字学、芸術史等、深い中国文化に触れることができます。私は中国文化全般に興味があり、応用科目はほとんど受講しましたが、どの授業を受けても、本よりも深くてコアな情報に触れていると思えました。広く学ぶことで色々な面から中国を知ることができ、視野が広がったように思います。別の授業で聞いたことがどこかで繋がったり、授業の中で興味をもったことを自分で掘り進めて調べてみたりするのも私の楽しみの一つでした。

     プログラムを選ぶにあたって、よく中国語が苦手だから、漢文が苦手だからといった理由で選ぶ人が多いのですが……人文プロでも漢文、中国語は大切です。文学も言語もしっかり勉強して、中国文化を多面的に、より深く理解してくださいね!

    (卒業生)

    (4)教員紹介

  • 留学

     中国語の運用能力を高めるために、中国文学科では中国への留学を推奨しています。

     本学の留学には、<セメスター留学><短期留学><協定留学>などがありますので、各自の学修の目標、卒業後の進路などをよく考えて積極的に参加してください。

    セメスター留学

     セメスター留学は、半期(4ヶ月。ただし、平成26年度は3ヶ月)間、中国の大学で学ぶ留学制度です。

     協定校(来年度は復旦大学で実施予定)へ留学して、週5日、45分4~6コマの中国語や中国文化の授業を受けた後、取得単位が國學院大學の単位として認定されます。

     中国語教養プログラム選択者は必修ですが、他のプログラムからでも参加可能です。本学科のカリキュラムでは、第4セメスター(2年後期)に位置づけています。

    短期留学

     夏休み〔南開大学・天津市〕・春休み〔復旦大学・上海市〕の約1ヶ月間にわたる留学制度です。中国語能力を現地で高める格好の機会です。

    協定留学

     セメスター留学等で実力をつけた学生には、更に協定留学で学ぶ機会があります。学内選考をへて大学派遣留学生として南開大学・復旦大学で、半年間または1年間学ぶことのできる留学制度です。学費は本学納入分のみで、留学期間中の協定校への学費は原則として免除されます。

    ●南開大学

     1919年に創立された中国における重点総合大学の一つです。故・周恩来首相の母校としても有名です。キャンパスは天津市南開区に位置し、近くに水上公園や動物園などがあり恵まれた環境にあり、北京へは新幹線で約30分というロケーションですので、北京市街も行動範囲になります。

     本学とは、1997年4月に協定が結ばれ、協定留学と夏期短期留学が実施されています。

    ●復旦大学

     1905年創立の総合大学で、中国では北京大学と双璧をなす名門大学です。

     科学技術・経済・管理・生命科学など各種の研究機関や研究所があり、広大な校地には緑も多く環境は良好です。近くには五角場と呼ばれる大きな繁華街があり、買い物などにも便利です。

     中国の文化・社会を理解すると同時に、教養・中国語運用能力を高め、広い国際感覚を身につけるには最適な環境です。

    学生メッセージ

     私は大学に入ってから中国語に触れるようになりました。

     1年次ではまず「発音」を習います。ここでの学習の方法が、今後中国語を学ぶ上で大事なものになりました。外国語というと、自分で考えて話し、会話することに目が向きがちですが、実際には「聞いて真似をする」ことがもっともためになる練習だと思います。授業の中で、ひたすら実際の音声を聞き、その通りに発音するという作業の繰り返しをしたことが、その後役に立ちました。

     発音をある程度勉強すると、今度は単語、文法が主になります。ただ、当面の目的は話せるようになることなので、単語や例文を繰り返し話し、口と耳でまず覚えてしまうと、いざ話すときにも口から出てくるようになりました。ここでも「聞いて真似をする」ことが大いに役に立ちました。

     中国語は日本人同士で使うものではないので、最初にしっかりと「発音」を固めておくべきだと感じました。

     セメスター留学の参加者は、2年次になると、前期で授業の他に、中国語の講座と数回の説明会を受けて、必要な語学力と知識を身につけ、秋からの留学に臨みます。それまでにかなり勉強してきたつもりでしたが、実際に中国に行き、生きた中国に接してみると、これまで自分の話していた「中国語」とは全く違うものであると感じました。まず何よりも話す「速度」が違います。中国の方々は特に話すのが速い人が多く、最初は耳がついていきませんでした。ただ、これまでにCDなどで繰り返し正しい発音を聞き、発声する練習をしてきたこと、練習の段階で自分の話す速度を徐々に上げ、口も耳も速い速度の中国語になれておいたことで、早い段階で順応でき、会話できるようになりました。順応できれば気後れもなくなり、毎日の授業や生活の中に、たえず新しい体験、発見があって、4ヶ月の留学は瞬く間に過ぎました。1・2年次の中国語の勉強で、例文を繰り返し話し、すらすらと口から出るようにしておくことが上達の近道であったなと感じています。

    (卒業生)

  • 各種資格

    教員免許他

    “國學院は教職に強い”と定評がありますが、本学科の卒業生も国語科の教員として中学・高校で多数、活躍しています。さらに次の教科も副免許教科として取得することも可能です。

    基礎免許教科 国語(中学・高校)
    副免許教科 中学 英語・中国語・社会・保健体育
    高校 英語・中国語・書道・地理歴史・公民・保健体育

    副専攻を利用して日本語教員の資格も取れるほか、「社会教育主事課程」「博物館学課程」「図書館司書・学校図書館司書教諭課程」などの単位を取得することも可能です。

  • 卒業後の進路

    卒業生の就職先や就職支援の一環として行っている「就職フォーラムについてご紹介しています。

  • 漢文力判定に挑戦

中国文学科の特色 《3つの基幹と4つのプログラム》

中国文学科は教育研究上の目的と方針を次のように規定しています。

 「中国文学を中心に、関連する諸領域の学習を通して、専門的教養に支えられた根源的視点と創造的思考力を養い、広く国際社会に貢献できる人材を育成する」

以上の考え方を具体化するため、次のカリキュラムを組んでいます。 

《3つの基幹》

 中国古典の理解 ・ 中国語運用能力の向上 ・ 漢字情報処理技術の習得

これらは4年間のカリキュラム全体を一貫する方針です。したがって、必修科目の多くがこの方針に即した内容となっています。

《4つのプログラム》

 本学科の科目は、すべてセメスター(前期・後期の2期制)に分かれています。

 第1セメスター(1年前期)では導入教育の時期とし、高校から大学へのスムーズな移行を目指しています。

 第2・第3セメスター(1年後期・2年前期)では専門基礎教育が始まり、プログラムを選択します。

その4つのプログラムは、

文学研究  (研究を主軸に専門性を深める)
中国語教養 (中国語習得を主軸に運用能力を高める)
民俗文化  (民俗文化を視点に中国の多様性を解明する)
人文総合  (幅広い中国理解を目指し総合力を養う)

に分かれています。これらの詳細は「カリキュラム」の項目で具体的な講義内容を紹介します。

 第4セメスター(2年後期)では専門教育が本格化し、中国留学の選択・非選択によって学修内容が大きく異なって来ます。

 第5セメスターから第8セメスター(3年前期から卒業まで)は、卒業論文の選択・非選択によって、やはり学修内容が大きく異なって来ます。

以上からわかるように《自分で選ぶこと》が学科の特色になっています。

自分に最も必要なものを、それぞれの時期に自分を振り返って考えながら進むことが、前項で述べた学問の基礎になることは言うまでもありません。

國學院における中国文学の歩み

<第1期>1882~1947 建学から旧制大学へ

1882 : 明治15年 皇典講究所設立。

1890 : 明治23年「國學院」開校。

1920 : 大正9年 大学昇格。

1930 : 昭和5年 「漢文學會」発足。以降、戦前戦後の混乱期を克服して活発な学術活動を展開。

この間一貫して、古典としての「國漢」は重視され、また国史・国文に対する史伝・漢文は、本学の基幹としての役割を担った。

<第2期>1948~1995 戦後の混乱復興から学の充実へ

1948 : 昭和23年 新制学部に移行。

1951 : 昭和26年 大学院文学研究科設置。

1980 : 昭和55年『漢文學會々報』創立50周年記念号発行。

1982 : 昭和57年 大学創立100周年を迎える。

1992 : 平成4年 「漢文學會」を「中國學會」に改称。

この間、文学部文学科に「中国文学専攻」→「漢文学専攻」→「中国文学専攻」が展開し、数度のカリキュラムの改訂を経て、学科課程の拡大・深化を図る。

<第3期>1996~ 中国文学科開設から更なる発展へ

1996 : 平成8年 文学科を発展的に解消し、日本文学科・中国文学科・外国語文化学科設立。

2000 : 平成12年 中国文学科第1期生卒業。

2006 : 平成18年 学科内にプログラム(文学研究・中国語教養・人文総合)選択制・セメスター留学制発足。翌年、南開大学に留学生派遣。

2011 : 平成21年 カリキュラムを刷新し、中国民俗文化プログラムを加え、4プログラム選択制へ。

学科行事

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