健康体育学科について

2020年4月1日更新

健康の増進・維持のための指導者、「身体運動能力未開発者」への指導など人間開発を実践できる指導者が必要不可欠です。その場合、運動能力に優れた人材のみが、より優秀な指導者・教育者になるとは限りません。身体・体力・技術面などで劣っている、もしくは、そう思い込んでいる「身体運動能力未開発者」の想いを理解するには、失敗や挫折の体験が活かされるのではないでしょうか。むしろ、挫折や能力不足を自覚することこそが、指導者としての「コア・コンピテンシー」獲得のモチベーションになると言えます。教育現場で求められるのは、単に子どもたちの能力を引き上げる技術ではなく、子どもに目線を合わせて個性を理解し、その能力を開発していくこと。高い競技成績などの成功体験と同様に、挫折や失敗の中からも子どもの潜在的可能性を見いだすことができる「人間開発」型教育者・指導者の育成、それが本学科の使命です。

健康体育学科の学士課程教育3ポリシー

  • 卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

    人間開発学部健康体育学科は、以下の教育目標を達成するために設けられた授業科目を履修して所定の単位を修得し、かつ、共通教育プログラムにおいて所定の単位を修得した者に、学位(体育学)を授与します。

    A 知識・技能

    (DP-A1)建学の精神に基づく日本の伝統文化に関する知識を修得し理解できる。

    (DP-A2)体育・スポーツ科学に関する理論的知識を修得し理解できる。

    (DP-A3)体育・スポーツ科学に関する実践的知識・技能を修得し理解できる。

    B 思考力・判断力・表現力

    (DP-B1)体育・スポーツ科学に関する諸課題を論理的・科学的に考究することができる。

    (DP-B2)教育・指導の場において自ら判断し体系的な実践指導ができる。

    (DP-B3)修得した知識・技能を、口頭、文章、身体、作品などの方法で表現することができる。

    C 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度

    (DP-C1)体育・スポーツ科学に関する課題を探求し、主体的・継続的に学ぼうとすることができる。

    (DP-C2)教育・指導の実践の場において、人間が持つ多様な資質・能力について理解し、尊重することができる。

    (DP-C3)教員や学生、或いは地域社会の人々などと連携・協働し、様々な課題について取り組むことができる。

    • 学修成果参照基準

       共通教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに相当する「プログラム学修成果参照基準(RS:Reference Standard)」を以下のように定め、卒業要件36(人間開発学部26)単位で修得されるべき学修成果目標を明示する。

      A 知識・技能

      (RS-A1)建学の精神と神道精神を理解し、日本文化を説明できる。

      (RS-A2)日本語を正確に読み、表現することができる。

      (RS-A3)1つ以上の外国語を用いてコミュニケーションすることができる。

      (RS-A4)コンピュータを活用して学修することができる。

      B 思考力・判断力・表現力

      (RS-B1)数値に基づいて思考し、論証することができる。

      (RS-B2)客観的事実に基づいて論理的に思考し、説明することができる。

      (RS-B3)俯瞰的視点から思考し、自己の学びを相対化することができる。

      (RS-B4)社会のルールを理解することができる。

      C 主体性を保持しつつ多様な人々と協働して学ぶ態度

      (RS-C1)他者の価値観を尊重し、異文化を受容できる。

      (RS-C2)協働して最適な解を導き出そうとした体験を持つ。

      (RS-C3)主体性をもった市民としての協働意識、参加意識を身につける。

      (RS-C4)身体的または精神的な負荷を意欲に転化することができる。

  • 教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

    人間開発学部健康体育学科は、学位授与方針が示す教育目標を達成するため、図に示すような教育課程を編成します。

    科目群 卒業認定・学位授与方針(DP) 各科目群の教育目標
    知識・技能 思考力・判断力 ・表現力 主体性を保持しつつ 多様な人々と 協働して学ぶ態度
    A1 A2 A3 B1 B2 B3 C1 C2 C3
    学部コア科目           学生は、学部の理念を理解する。
    基幹科目           学科に必要とされる専門的な知識と技術を修得する。
    展開科目           学生は、専門性を養い、得意分野を育成する。
    演習・実習科目 (実習系)           教育科目の理解を深め実践力を養う。
    演習・実習科目 (演習系)           学修の集大成である卒業論文を作成する。
    関連科目           学びの内容をより広く、深く探求する。
    • 共通教育プログラムのカリキュラム・ポリシー

      共通教育プログラムは、「プログラム学修成果参照基準」に定められた12の能力を身につけるために、下記の図表に示された4つの科目群(國學院科目群、汎用的スキル科目群、専門教養科目群、総合科目群)から構成される教育課程を設けている。各科目群の教育目標に応じて重点箇所を◎及び○で示す(◎:特に重点を置いている、○:重点を置いている)。なお、☆は履修方法による専門教養科目群固有の学修成果目標を示す。

      科目群 学修成果参照基準(RS) 各科目群の教育目標
      知識・技能 思考力・判断力 ・表現力 主体性を保持しつつ 多様な人々と 協働して学ぶ態度
      A1 A2 A3 A4 B1 B2 B3 B4 C1 C2 C3 C4
      國學院科目群 神道と文化                        國學院大學の建学の精神、学問的伝統に触れ、神道精神の本質と國學院大學が培ってきた日本研究の成果と学問的伝統を学び、日本文化への理解を深める。これを通じて日本人としての主体性、大学に対する帰属意識を涵養する。
      國學院の学び                      
      日本文化を知る                      
      Japan Studies                  
      汎用的スキル科目群 日本語                        大学における学修にとって基礎となる技能、グローバル環境で生きるのに必要な汎用的言語能力、数学的論理構成力、情報処理能力を身につけ、活用する能力を獲得する。
      英語                    
      数的推論                      
      情報処理                      
      専門教養科目群 人文学A                  学部専門科目の基礎部分を、他学部学生が「専門教養」として体系的に履修することにより、複眼的思考方法を身につけ、自己と自己が学ぶ学問を相対化できる。
      人文学B                
      法学・政治学A                
      法学・政治学B                
      経済学A                  
      経済学B                  
      自然科学                  
      総合科目群 導入科目                    学士課程教育の導入学修、異文化への理解を促す外国語学修、スポーツ・身体活動の理論と実践、学生から社会人への展望を得るキャリア学修を通じて、学士課程教育と社会的教養の基礎となる知を身につける。
      外国語                    
      スポーツ科学                  
      キャリア形成 支援科目                  
  • 入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)

    健康体育学科の研究教育上の目的

    健康体育学科では、身体運動や身体諸機能への関心と理解があり、健康の維持増進のあり方と多様なスポーツに関する専門的な知識や技能の修得を目指して、様々なライフステージでの健康・体育分野への寄与を志す意欲の高い学生を受け入れます。

    人間開発学部の入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)

このページに対するお問い合せ先: 人間開発学部

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