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キャットストリート~渋谷駅~並木橋1

國學院大學生が地元・渋谷を探検レポート 【渋谷学生探偵団Z】

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2014年11月28日更新

「渋谷学生探偵団Z」メンバー

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・リポーター=土橋菜央(法学部法律学科2年)、山口佳那子(法学部法律学科1年)
・カメラ=古積可奈子(文学部外国語文化学科1年)
・カメラ・映像編集=加瀬詩織(文学部外国語文化学科3年)
・ディレクター・映像編集=木下透(法学部法律学科4年)
・※ナビゲーター=西 樹(シブヤ経済新聞編集長)

皆さん、こんにちは。菜央と佳那子です。本日は私たち二人が渋谷の街をご紹介します。
さて、ここは明治神宮前駅と表参道駅の間に入り口がある「キャットストリート」と呼ばれる遊歩道です。道を挟んでオシャレなブランドショップや雑貨店などが立ち並び、とても落ち着いたすてきな通りです。本日はここから渋谷川に沿って渋谷の街を探検していきます。時間は13時、いきなり雨が降ってきました。幸先悪すぎでーす(涙)

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しかーし!そんなことを気にしないのが「渋谷学生探偵団Z」の唯一のいいところ。まずはスタート記念の写真撮影に挑みます。ここですっかり私たちの荷物持ちになっているディレクターの透が冷静な一言をポツリと。「渋谷川はどこですか?記念写真の背景に入れたいのですが…」

そうですよね。渋谷川に沿って探検するというのに肝心な「川」らしきものが見当たりません。本当に西編集長は頼りになるのかな?不安がよぎりますが、「まあ少し歩いてみましょうか」と西編集長は笑顔です。しばらくついて行くしかありませんね。

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「この通りをよく見てください緩やかに蛇行していますよね」

確かに。

「小川の流れに見えませんか?」

確かに確かに!

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そうです。普段はお店に気を取られて歩いていたので全く気付きませんでしたが、緩やかに蛇行している通りは小川の流れのようです。また、道自体が盛り上がっていて、川をコンクリートで覆っているように見えます。

西編集長の説明では、この辺りは1964(昭和39)年に開催された東京オリンピックのころに暗渠(あんきょ)化されたそうです。暗渠とは、河川や水路にふたをして埋設することです。当時の渋谷川は生活排水の悪臭のために暗渠化され、児童公園として整備されたとのこと。遊具の名残があるのは、そのためなんですね。

実はキャットストリートは、渋谷川に沿って作られている通りだったのです。渋谷川は足元に流れているのでした。下に川が流れているかと思うと不思議な感じがしますねー。

また、途中で見つけた商店会の看板には「穏田(おんでん)商店会」と書かれていました。徳川家康が伊賀忍者の一族をこの周辺に住まわせていたそうで、そこから「隠田」という名が付き、字が変わって「穏田」となり、東京オリンピックの後くらいまで使われていたんですって。なんと昔は忍者の街!暗渠化された渋谷川の中に忍者の秘密基地があったりして~♪

でも看板には「穏田ストリートマップ」って書いてありますね?ここは「キャットストリート」ですよね??

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あれ、西編集長がニヤリとしていますよ。「実は『キャットストリート』と呼ばれてはいるものの、どこにも書かれていません。名前の由来も諸説ありますが、定かになっていないのです。いつ誰が名前を付けて広まったのか?正確なことは分かっていない不思議なストリートなのです」。

地図には記載されていないのに「キャットストリート」と呼ばれているんですねー。忍者の街だっただけあって謎に満ちあふれています♪ やっぱり足元には秘密基地がありそうです(笑)。

まあ、こんな感じで妄想にふけっていたのですが、私たちを後ろ向きに歩きながら撮影している可奈子がつぶらな瞳で一言ポツリ。「渋谷川が暗渠化されたことを証明する絵が欲しい」と。そうですね、西編集長を疑うわけではありませんが証拠は必要ですね。可奈子は1年生なのにしっかり者です。

それではいきましょう、「Z POINT!」。

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こちらは隠田橋の欄干・親柱を保存したものです。「昭和30年竣工」と書かれていますので、橋を壊してこのエリアを暗渠化したのはその少し前になるでしょうか?東京オリンピックは昭和でいうと39年開催なので、まさに東京オリンピック前ですね。

さて、雨も上がってきたことだし、渋谷駅方面に向かって探検を続けますか♪

暗渠化された渋谷川に沿って作られた「キャットストリート」の旅もいよいよ後半です。ちなみに、「キャットストリート」の全長をGoogleマップで測ると750メートルほどでした。

西編集長のお話では、渋谷では明治通り沿いの賃料は相当高く、大手でなければ出店できません。一方、明治通りとキャットストリートに挟まれたエリアは賃料も少し安く、新しいデザイナーのブランドも多いとのこと。このエリアの隠田商店街の一部は、お肉屋さんやお魚屋さんなどが多く並ぶ「おかず横丁」があるそうです。

「でも…」。うん?カメラを担当する詩織が何か考え事を始めたようです。「賃料が安ければコンビニとかチェーン系の飲食店があってもおかしくないですよね?」。すると西編集長がまたまたニヤリ。

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このストリートは雰囲気を守るために選ばれたテナントしか出店できません」

なるほど、どんなお店でも出店できると限らないわけですね!確かにこの落ち着いたオシャレな空間を損なうお店がたくさんできたら、「キャットストリート」に来る意味がなくなってしまいます。ストリートのイメージを守るための努力があったのですねー。さすがは元・忍者の街です!

「忍者の街ですか(笑)では、時代をさかのぼって、『葛飾北斎』はご存知ですか?」

葛飾北斎!当然ご存じでありますよ。今月でちょうど創立130周年を迎える國學院大學の新しい合言葉は「もっと日本を。もっと世界へ。」です。國學院大學を代表する(?)我ら「渋谷学生探偵団Z」が、伝えるべき江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎を知らないわけがありません!

「では、これをご覧ください」と、おもむろにタブレット端末を見せる西編集長。

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知っていますよ。葛飾北斎の代表作である「富嶽三十六景」ですね。あれ、タイトルまでは知りませんでしたが「隠田の水車」とありますね。隠田…ここですか!

参考:「隠田の水車」

ということは? いってみましょう「Z POINT!」。

葛飾北斎の「富嶽三十六景」にある「隠田の水車」はこの辺りの光景を描いたものだったんですねー。浮世絵に描かれるくらいですから、渋谷は今も昔も民衆を魅了する地域だったのですね(恐らく)!

さて、いよいよゴール地点が近づいてきました。前回お伝えしましたが、暗渠化にあたり当初は児童公園として整備された「キャットストリート」。その名残であるジャングルジムの前で不自然なポーズをとりつつ一休みです(ジャングルジムは写っていませんが…)。

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西編集長によると、この辺りには服飾系の専門学校があったり、時計技術を学べる学校があったりとクリエーティブ要素満載のエリアだそうです。いわゆる持ち帰りコーヒーの話題店もあるとのこと。平日は学生でにぎわっていそうですね。

國學院大學の渋谷キャンパスは、お財布に優しい学食エリアはもちろんですが、カフェスペースも充実しているので普段は学内で過ごしてしまいがちです。でも、たまには少し足を運んで「キャットストリート」で友達とお話しするのも悪くないかなー♪

そろそろ明治通りに合流です。ここから先は見慣れた風景ですね!そろそろ西編集長の解説はいらないかなー、なんて思っていましたが…。そうではなかった(失笑)。ここからが渋谷の街の知られざる光景を見ることになるとは…。

「渋谷学生探偵団Z!」まだまだ元気に進みますよー!

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