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渋谷が放つ野球と知のエンターテインメント

SHIBUYA CONNECT vol.5 ヤクルト球団

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國學院大學・学長 赤井益久

2015年1月23日更新

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(左)ヤクルト球団代表取締役社長兼オーナー代行 衣笠 剛
(右)國學院大學学長 赤井 益久

渋谷駅の東側、緑豊かな明治神宮に縁のあるヤクルト球団の衣笠剛社長と國學院大學の赤井益久学長がエンターテインメントや人材育成について熱く語った
制作・東洋経済企画広告制作チーム

人を引き付ける魅力は努力によって生まれる

赤井 渋谷駅の東側「シブヤイースト」にある國學院大學は、神道精神を研究・教育の理念としており、明治神宮とも非常に親しい関係にあります。その明治神宮の外苑に建つ神宮球場を本拠地とするヤクルト球団には、地縁だけではない深いつながりを感じております。野球はテレビだけではなく、インターネットでも見られる時代ですが、それでもなお多くの方が球場に詰めかけています。これだけ人を引き付けてやまない野球の魅力とは何なのでしょうか。

衣笠 一言で申し上げると、臨場感に尽きると思います。対戦するチームの選手たちが白熱のプレーを繰り広げる。生でしか味わえないその迫力が、多くの人を魅了するのではないでしょうか。また、ファンの皆様にとっては、球場で仲間と一体になって応援することで、ますます盛り上がれるのが良いのだと思います。さらに神宮球場の場合、オープンエアの開放感が魅力といえます。ただ、こうした臨場感だけに頼っていては、より多くのお客様にお越しいただけませんので、たとえば夏場に打ち上げ花火や「生ビール半額ナイター」を設けるなどの工夫をしています。

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夏の風物詩。神宮球場の花火:神宮球場での夏のイベント「打ち上げ花火」で、多くのヤクルトファンが盛り上がる

大学もプロ野球も地域交流が不可欠

赤井 スポーツのエンターテインメント性と球団側の努力によって、野球の楽しさがどんどん膨らんでいるわけですね。私も大学の講義は再現性のないライブ、学問は知のエンターテインメントだと考えており、学生の皆さんには一度限りの臨場感を大事にして、学ぶことを楽しんでほしいと願っています。また、大学にとって、もう一つ大切になってくるのが地域の皆様の存在です。本学では渋谷という町を歴史、宗教、文化、民俗などの観点から考察する「渋谷学研究会」の展開、博物館の無料公開、オープンカレッジの開講など、学問の最先端をわかりやすい形でご提供し、地域の皆様をはじめ多くの方々に還元しています。昨年4月から文化庁の支援事業の一つとして「東京・渋谷から日本の文化を発信するミュージアム連携事業」も始まりました。いずれは渋谷エリアの美術館・博物館、そして渋谷区とともに連携した取り組みが実現できたら良いと考えております。

衣笠 ヤクルト球団も地域の皆様との交流を大切にしています。たとえば、年に数回「TOKYOエン(燕)プロジェクト」というイベントを開催しています。神宮球場にブースを設営し、地元商店街の皆様に特色を打ち出した物販・サービスを提供していただいたり、また地元の各商店、ならびに来場されたファンの皆様に特別ユニフォームをお配りし、着用していただいたり、球場周辺全域の活性化を図る試みを展開しています。

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國學院大學特設サイト:國學院大學では、本年度から特設サイトを開設し、教授自らの研究内容を時事キーワードと絡めて解説する「法律・経済WEB新書」などをシリーズ展開している

教育もスポーツも原点は人材育成にあり

赤井 プロ野球と大学との共通項としてもう一つ、人材育成という課題があります。本学はこのグローバル時代に、海外へ出ていくプッシュ型の人材と、日本文化を理解していただくことで海外の方々を日本に引き付けるプル型の人材の育成に力を注いでいます。海外の方々が知りたいと思う多くは日本の歴史、文化、宗教やそれに基づく価値観などですので、日本人が拠って立つ基盤を学生の皆さんにしっかり教え伝えています。その一環として、本年度からは日本文化体験型授業の「國學院科目」を新たに開設し、「日本の基層文化」や「和の心・技・体」など四つのジャンルで雅楽や書道などの授業を行っており、次年度以降は科目をさらに拡充する予定です。

衣笠 われわれは、ドラフト会議で獲得した選手を大事に育てて、チームを強くするという方針を基本としています。昨年もシーズンが終わった後、一・二軍の監督、コーチはもとより、チーム、フロントの各部門長が集まり、今シーズンに向けて東京ヤクルトスワローズの原点を再確認いたしました。今年こそはAクラス入り、その中でもより上位を目指すということで、気持ちを一つにしました。本年のチームスローガンを「つばめ改革」と定め頑張っていますので、応援をお願いいたします。

赤井 本学のスローガンは「もっと日本を。もっと世界へ。」です。大学の個性化をさらに図りながら、学生一人ひとりの特性と能力を最大限に発揮できる教育を実践、提供していく所存です。

衣笠 学問の世界とスポーツ・エンターテインメントの世界は多くの点でつながっています。それぞれが目指すもののために、お互い頑張っていきましょう。

赤井 ありがとうございます。

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