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供花神饌ワークショップに神道文化学部学生が参加(平成30年8月7日)

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2018年9月26日更新

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去る平成30年8月7日(火)、若木タワー18階の有栖川記念ホールにて、「供花神饌ワークショップ」が開催されました。「供花神饌(きょうかしんせん)」とは、神様へ奉納するお花のことです。そのお花を製作する体験型ワークショップに神道文化学部の学生も参加しました。

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供花神饌は、古代染めの和紙で作られる造花です。染料や糊も含め、材料はすべて自然素材です。今回は主に梅の花と南天を作製しました。学生たちは熱心に作り方の説明を聞いていました。

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制作したお花は、9月15日に行われた石清水祭(京都 石清水八幡宮)に奉納されました。

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本学博物館(渋谷キャンパス学術メディアセンター地下1階)には、供花神饌の展示もありますので、是非、博物館にも足をお運び下さい。

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供花神饌に参加した学生のコメントもご参照ください。

古い歴史を持つ石清水祭へ我々が作製したお花を奉納できたことは、神道文化学部の学生として幸運なことです。製作で印象的だったのは、古代染め和紙の柔らかな風合いです。この色を作り上げるまで、古代人はどれだけ試行錯誤を繰り返したのだろうか。そして、今とは比べられないほど紙が貴重だった時代に、それをふんだんに用いた供花神饌を捧げる想いとはどのようなものだったのか。私の中で答えは出せていませんが、こうしたことを想うきっかけを得られたことは貴重な経験です。現代の華やかな暮らしがあるのは、様々な技術を向上させた先人が居たからですが、それと共に、古い技術を守り継承しきた努力にも敬意を払うべきだと思います。
供花神饌ワークショップを通じて、古代から現代まで絶え間なく続く文化の繋がりを感じることが出来ました。

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協力/増山正芳(神道文化学部4年)・山田展大(神道文化学部4年)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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