神道文化学部の2年次学生のために開講されている前期の「英語V」と後期の「英語VI」。英語に精通した学部の教員によって行われており、従来の「神道英語」の流れをくんでいます。
今回は、授業の様子と、そこで使われている教材をご紹介します。
「英語V」の授業
ノルマン・ヘィヴンズ教授担当の平成30年4月27日の「英語V」では、会話のスキルアップを目指しました。
冒頭、教授は学生の積極的な参加を促し、前回のおさらいをしました。発音は個々の学生の口の形を確認し、適宜指導です。
その後、日常的によく使われる単語と、それを使った例文を何度も繰り返していました。
教材について
「英語V・VI」では独自の教材を用います。写真は先ほど紹介した会話を中心とした授業のものです。
「英語を話す人が神社を訪れた際に、神社にまつわる事物を適切に説明する」そうした場面を想定し、建物・施設や祭りのための品々などを示す英訳語を、実践的な例文ごと徹底して覚えていきます。
絵馬、しめ縄、お宮参り…神社にまつわるものごとの中には、簡単に英語に訳せそうで、実のところ難しいものも少なからずあります。科目を担当するヘィヴンズ教授はそうした用語の適切な英訳を長年研究してきました。
教材は、その成果を履修学生に還元するために教授が作りました。10年前の初版完成以来、高い教育効果を求め改訂を重ねています。