赤井益久名誉教授と澤崎久和・文学部元教授(福井大学名誉教授)が、令和7年度第19回立命館白川静記念東洋文字文化賞優秀賞を受賞しました。
本賞は、『唐代小説集『河東記』訳注』(汲古書院、2024年6月)を著した赤井名誉教授、澤崎元教授、ならびに横浜国立大学の岡田充博教授の3氏に授与されたものです。
同書は、徹底した文献学的手法に基づき、諸本を幅広く渉猟した厳密な校勘と、豊富で精緻な語注を施した訳注書であり、3氏が長年にわたり積み重ねてきた研究成果の集大成。唐代伝奇小説の研究において、今後必ず参照されるべき傑出した研究業績である点が、高く評価されての受賞となります。
