令和7(2025)年12月10日、経済学部1年次開講科目である「基礎演習B」のプレゼンテーション決勝大会が渋谷キャンパスの百周年記念館記念講堂で開催されました。「基礎演習B」では、学外の企業や団体から提示された課題について、チームで解決策を立案する課題解決型学習(PBL)に取り組んでいます。
今年度は、ご協力いただいた東急ホテルズ&リゾーツ株式会社から「10年後の渋谷の姿を描き、国内外の人々が何度も訪れたいと思える街にするために、東急ホテルズがすべきことについて、現在または将来の課題解決視点を盛り込んで提案せよ」という課題が提示されました。後期授業開始から約3か月間、全137チームがそれぞれプランを策定。その中から予選を通過した6チームが決勝に進出し、同学部1年生全体の前で熱のこもったプレゼンテーションを披露しました。
また、会場での司会進行や時間管理などの運営は、同学部2年生で、授業の議論などを補助するFA(ファシリテーター&アドバイザー)の学生たちが担当し、1年生の発表を全面的にサポートしました。
プレゼンテーションでは学生たちが、統計データや自ら行ったアンケート結果を用い、インバウンド、ホテルの人材問題など様々な問題に焦点を当て、それぞれの提案を発表しました。
審査の結果、日野雅彦・同教授クラスの「さやそた」チームが見事優勝しました。審査員としてお越しいただいた東急ホテルズの社員の方からは、「観光客が渋谷に一極集中しているところを東急グループの強みや特徴を分析、活用して、他の観光地に観光客を誘導していく提案が現実的であった」と講評が送られました。
受講生によるオンライン投票で決められた「学生賞」では、手塚貞治・同教授クラスの「漢」チームが受賞しました。
結果発表後には、各チームへ賞状が手渡され、学生たちは賞状と記念品を晴れやかな笑顔で受け取りました。

