令和7(2025)年3月3日、令和6年度の法学会懸賞論文表彰式が渋谷キャンパスで行われました。この懸賞論文は法律学・政治学をテーマとする法学部学生が執筆した論文が対象。今回は応募15本(法律系6本、政治系9本)から、法学部教員による厳正な審査の結果、最優秀賞1本、優秀賞2本、佳作3本が選ばれました。
表彰式では、茢田真司・法学会理事長(法学部長)が「論文には、自分が取り上げる問題の重要性やそれに対する自分の主張をきちんと説明したり、他人に理解されるように主張したりする能力が必要です。これは、社会に出てからも必要な力。この力を身に付けたことを今回の論文をもって証明したと言えるでしょう。自信をもって今後の学業や生活に活かしてください」と受賞した学生たちをたたえ、賞状と副賞を手渡しました。
受賞者は次の通り(敬称略)。
受賞者 | 論題 | |
最優秀賞 | 宮井 恵名(3年) | 訴因変更の許否における被告人の防御の負担に関する検討 |
優秀賞 | 川本 和宏(2年) |
個人化社会におけるシェア居住の位置付け シェアハウスと江戸裏長屋の比較から |
優秀賞 | 茅野 静秀(2年) |
第二次安倍政権によるジャパン・ハウス等を基盤とした対米パブリック・ディプロマシーについての検討 ~第二次安倍政権はいかなる背景からアメリカに対するパブリック・ディプロマシーを強化し、政権発足前と 比較してどのような特色・効果を生んだか~ |
佳作 | 石嶋 心愛(4年) | 逮捕に伴わない無令状捜索・差押・押収の可能性―プレインビュー法理を取り入れた場合の検討― |
佳作 | 佐藤 快音(3年) | 第二次安倍政権における安全保障政策の意義―2014年・2015年の政策を中心に― |
佳作 | 高谷 征冶(4年) | なぜインターネット上に公共圏が創出されないのか |