令和6年(2024)年10月19日、渋谷キャンパス常磐松ホールで國學院大學文学部および外国語文化学科の共催による「手でふれてみる世界 上映と講演」が開催されました。
外国語文化学科では、実践的な英語学修とともに、第二外国語の修得にも力を入れ、多様な言語・文化に開かれた真にグローバルな人間の育成を目指しています。2015年から「《多言語・多文化の交流と共生》プロジェクト」として複数の言語・文化が交わる現場に着目したイベントを継続的に開催しており、本講演もその一環として開催しました。
今回は、映画監督の岡野晃子氏をお招きし、岡野氏が監督を務めた映画「手でふれてみる世界」の上映と講演会が行われました。「手でふれてみる世界」の舞台は、イタリアのオメロ触覚美術館。この美術館は「目に見えない人にも美術を知ってほしい」という願いから美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館です。講演会の中では、オメロ触覚美術館を全ての人に開かれたインクルーシブな美術館と説明。約40名の参加者は講演会を通して、美術鑑賞におけるアクセシビリティについて理解を深めていました。
講演会終了後には参加者たちから多くの質問が寄せられ、予定時間を超えるほどの活発な質疑応答が行われました。