NEWS

神道文化学部 教員新刊紹介(藤本頼生准教授)

  • 神道文化学部
  • 在学生
  • 受験生
  • 卒業生
  • 企業・一般
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年11月17日更新

 

 dsc_4474

神道文化学部の藤本頼生准教授は、神道教化論・都市社会と神社・神道と福祉・神社制度史などを専門とする研究者です。

藤本准教授は、地域に所在する神社と人々との関係や、社会的な活動に関心を持っており、神道の宗教的な役割について研究を進めています。

なかでも、近代以降の神社や神職にかかわる制度を中心に、教化活動、神社の管理・運営、政治・行政との関係性から、現代の神社神道の姿を明らかにしようと試みています。

今回、藤本准教授が執筆した『よくわかる皇室制度』は、神社とも関わりが深い皇室の問題に焦点を当てたもので、基本的なところから解説した著書となっています。

著者による紹介文は次のとおりです。

 

新聞やテレビなど各メディアの報道で明年にも予定されている今上陛下の御譲位の問題。昨年の8月のビデオメッセージの発表以降、あらためて皇室の歴史の重みと制度的な問題点がクローズアップされています。

例えば、ビデオメッセージでは「象徴としての務め」という点を陛下が述べられましたが、本書では、現行憲法の第一条において「日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴」とされる条文が、どのような経緯で制定されたかなど、あらためて現行の皇室制度の根幹となる点について、20の項目によって平易に解説しています。

また、譲位後、あらためて新天皇の即位の礼や大嘗祭が行われることとなりますが、この点についても皇室祭祀も含め、項目を設けて解説しています。

神代の時代より、神社・神道とも縁深い皇室の歴史と制度とに思いをはせながら、本書をぜひ紐解いていただければ幸いです。

 

普段、皇室の問題にあまり意識することが無いかもしれませんが、皇室と神社とは不可分の関係にあります。是非、ご一読いただければと思います。

藤本頼生著『よくわかる皇室制度』(神社新報社 平成29年11月 174頁 本体1,200円)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

MENU