令和5年度のFD（ Faculty Development）講演会が11月29日、渋谷キャンパスでの対面とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。今回は「本学における合理的配慮のこれから」として本学教育開発推進機構の内村慶士助教が講演しました。

　令和6年4月から、障害者差別解消法改正が施行され、私立大学での合理的配慮が義務化されます。本学では以前から合理的配慮が必要な障がい学生に対して支援を行っていますが、より充実した配慮や支援環境を目指すため、法改正を前に改正の重要点や合理的配慮について講演を通じて理解を深めました。

　内村助教は、はじめに前提として障がいの概念が個人の心身機能と社会環境の相互作用により発生するという「社会モデル」へと変化していることを説明しました。続いて法改正のポイントや合理的配慮の原則などを取り上げつつ、「社会的な障壁を取り除くことで大学での教育・学修機会を守る必要がある」と語りました。