公益財団法人西日本新聞文化財団による第82回「西日本文化賞」の受賞者が10月3日に発表され、國學院大學研究開発推進機構の池田榮史（いけだ・よしふみ）教授が学術文化部門を受賞しました。
この賞は、西日本新聞社が九州・沖縄地域の文化、芸術、芸能などで顕著な業績を上げた個人・団体を顕彰するため、1940年に創設。今年度から西日本新聞文化財団が主催しています。
池田教授は、水中考古学、日本考古学、博物館学が専門。長崎県松浦市の鷹島海底遺跡の調査を行っており、平成23（2011）年と平成26年には鎌倉時代に起きた蒙古襲来の際に沈没した元寇船を発見しました。その後も同遺跡の調査・研究を進めており、今回の受賞は「歴史研究に新たな展望を開いた」とその功績が評価されたものです。
今後、贈呈式が11月3日（金・祝）、受賞記念講演会が12月3日（日）に福岡市で開催されます。
