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國學院大學博物館にて
創立140周年記念 企画展開催

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2022年11月2日更新

 國學院大學博物館では企画展「近代工芸の精華―有栖川宮家・高松宮家の名品と金子皓彦 寄木細工コレクション―」が開催されています。

 國學院大學創立140周年を記念して開催された本企画展では、有栖川宮家ならびに高松宮家ゆかりの品々に加え、本学院友で寄木細工の世界的なコレクターである、金子皓彦氏(昭39卒・72期史)のコレクションを紹介。「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの工芸美」と「日本の美・寄木細工」の二部構成で展示しています。

 「有栖川宮家・高松宮家ゆかりの工芸美」では、漆工品と金工品を中心に宮廷文化を今日に伝える作品が展示されています。「漆工の美」のコーナーでは、漆工芸品の精緻な技術が感じることができます。代々引き継がれ高松宮家へと伝えられた「梨地草花高蒔絵御書棚」は、戸棚の表面に四季の草花の蒔絵が繊細に施された名品。大変な技術を要す蒔絵が用いられた作品の数々も間近で鑑賞することができます。「金工のかがやき」のコーナーでは、天皇家からのご下賜品として伝えられた品をはじめとした金工作品を展示。「雲鶴文純金製水注」は雲間に飛ぶ鶴の姿を彫刻で施した繊細な純金製の作品です。その他にも高度な技巧、趣向が施された品々をご覧いただけます。

 「日本の美・寄木細工」では、寄木細工の起源ともいえる西アジアの作品も展示され、寄木細工の歴史が感じられます。静岡で発展した「駿河漆器」は漆と貝の装飾が特徴で、特に漆の仕上げは長い年月がたっても変わらない艶や形を楽しむことができます。昭和の大火や戦災でほぼ途絶えた駿河漆器も、今回の展示で複数展示しています。

 本企画展は11月6日(日)まで開催しています。

このページに対するお問い合せ先: 広報課

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