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第10回成人加冠式 奉仕者の所感 その2

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神道文化学部長 武田秀章

2017年2月20日更新

心尽くしの式典(神道文化学部1年 中村さん)

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私は今回の成人加冠式で、加冠補助の緒役を受け持ちました。加冠式は、古くから伝わるわる成人儀礼です。日本文化の大切なエッセンスを、学生のうちに経験することができました。國學院大學ならではのことだと思います。

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今回、私は、衣紋方や斎庭係の方々と共に、準備からあと片付けまでお手伝いしました。式典に先立ち、一年生から四年生までの学生が、先生方や職員の方々と協力しながら、新成人をお祝いするための「心尽くしの環境」をしっかりと整えていきます。
式典当日は、色鮮やかな装束に身を包んだ新成人が一堂に会しました。加冠役の先生方によって、冠や釵子(さいし)、烏帽子や額当が授けられていきます。加冠の儀を経て、先輩方の表情も、一段と引き締まったように見えました。

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来年は、私も成人の節目を迎えます。先輩方と同じように、私もぜひ先生方から加冠を受けたいと思います。様々な方々に支えられているということを決して忘れることなく、二十歳になった自覚をしっかりと培いたいものと願っています。
今回はまことに貴重な経験をさせていただきました。心より感謝申し上げます。

 

無事務めを果たすことができました(神道文化学部2年 武田さん)

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このたびの成人加冠式において、「神殿への先導」「神殿報告の儀における祓主」の所役を奉仕させていただきました。
大学の授業やサークル活動で稽古を重ねてはきましたが、祭典における所役の作法を実際に行うのは初めてのことでした。非常に緊張しましたが、おかげさまで無事務めを果たすことができました。

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式典には、私の友人たちも新成人として参列しました。その機会に立ち会えたことを嬉しく思っています。加冠の儀を経て、皆の顔が少し大人びたように見えました。
今回で成人加冠式は十回を迎えました。新成人も六十人近くに及びました。来年の加冠式では、より盛大な、一層華やかな光景を見ることができるのではいかと思っています。
このような貴重な機会をいただき、心から感謝申し上げます。次回もぜひこの本学ならではの式典に携わりたいものと願っています。

 

本学の誇り(神道学専攻科 下山田さん)

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このたび、第十回成人加冠式で衣紋方として奉仕させていただきました。平安絵巻そのものの情景に、深い感銘を覚えました。
神道は、節目節目を大切にします。新成人の皆さんは、人生で一番大切な通過儀礼を、日本古来の成人儀礼を以って迎える事ができました。新成人にとっても、その親御様にとっても、大変貴重な経験です。成人加冠式が、本学ならではの「誇り」を培う式典であることを心から実感しました。

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私は、専攻科生として、一年間、神道とは?神学とは?古典とは?・・・等々、多くの事を学ばせていただきました。授業中、幾度となく魂が震え、涙することも少なくありませんでした。
私にとって、専攻科生としての一年間は、「魂の禊」であったと思います。神明奉仕に当たっては、常に「魂の禊」の原点に立ち還り、使命遂行に精進して参りたいと願っています。
素晴らしい授業を賜りました先生方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

学生を大切にする大学(神道学専攻科 横田さん)

二十歳は、人生の大事な節目。未来への希望が漲る季節です。

親思う心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん

吉田松陰の歌です。
誕生以来、慈愛をもって育んでこられたご両親こそ、誰よりも此度の喜びを噛み締めておられるのではないでしょうか。
今回。私は、第十回成人加冠式の衣紋方として参加させていただきました。
新成人の皆さんの初々しさ、その喜びの表情に、心からの幸せを感じました。
加冠の儀では、先生方から冠をいただく新成人の清々しい姿を拝見しました。
古式に則り、学生一人一人を愛おしく大切に思いながら、冠を授けるその瞬間…。実に目頭が熱くなる思いでした。
こんなにも学生のことを大切にする大学が、ほかにあるのでしょうか。
「親心のありがたさ」と「成人の喜び」を交々に感じた、素晴らしい式典でした。
新成人となられた皆さんの益々のご活躍を心からお祈りいたします。まことにおめでとうございました。

横田さん 下山田さん(神道学専攻科奉告祭 直会で)

横田さん 下山田さん(神道学専攻科奉告祭 直会で)

 

武田秀章学部長より

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本学恒例の成人加冠式。その準備と運営を担うのは、本学の学生諸君です。
このほど、その中の4人から、心の籠ったメッセージが寄せられました。
いずれのメッセージにも、新成人に対する「幸くませ」の思いが溢れていて、心を打たれます。
成人加冠式で献身的に奉仕してくれた全ての学生諸君に、あらためて「ありがとう」の言葉を贈りたいと思います。

(写真 増山さん〈神道文化学部2年〉、神道文化学部教員有志)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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