令和元年11月16日（土）、3限～5限の時間帯で、120周年記念１号館1206教室において神道文化学部主催の第７回「和歌講座」を開催しました。

この講座は書道講座や御幣講座などと同様、院友神職会から頂戴している学部教育補助費を活用し、平成24年度より実施している講座の一つですが、今回で７回目となります。

講師は、歌人で作家の田中章義先生（第36回角川短歌賞受賞、本学兼任講師）にお務め戴きました。今回の和歌講座では、御代替わりに際してのみ募集される、宮内庁の御即位奉祝歌へ本学部の学生にもぜひ応募をしてもらおうという趣旨で講座を実施致しました。

今回は、田中先生から和歌の鑑賞と解説とともに和歌の実作にかかる技術的な講義が行われ、本年度は歌人の短歌を穴埋め形式で考える中で、歌詠みのやり方、歌詠みの学びについて講義が進められました。

また、菅原道真・良寛の和歌を中心として、古代から近世までの歴史上の偉人の和歌についても講義がなされたのち、現代歌人を中心とした和歌の解釈・鑑賞を行った後、和歌の実作となりました。その後、明治天皇、昭和天皇、上皇陛下、上皇后陛下、今上陛下の御製、御歌の鑑賞・解釈をもとにあらためて御即位奉祝歌の応募に向けた講義が行われ、わずかな時間での即興での実作にもチャレンジした今回の講座を閉じることとなりました。