2019年4月、井上順孝國學院大學名誉教授（神道文化学部、研究開発推進機構）が、アメリカ芸術科学アカデミー(The American Academy of Arts and Sciences)の新たな会員として選出されました。

アメリカ芸術科学アカデミーは1780年に創設されたアメリカで最古の学術組織で、それぞれの時代に多大な影響を持つ人々が選出されてきました。これまでの会員には、アメリカ合衆国の初代大統領ジョージ・ワシントンや物理学者のアルバート・アインシュタイン、進化論で知られるチャールズ・ダーウィンなどがおり、名だたる政治家、科学者、思想家たちが名を連ねています。日本からは湯川秀樹をはじめとするノーベル賞受賞者たちのほか、映画監督の黒澤明も選出されております。
アメリカ芸術科学アカデミーの会員となることは、アメリカ国内のみならず世界的にも大変名誉なこととされます。

今回選出された200名のうち、日本人は3名。日本の宗教学者としては初めての選出となり、日本の人文科学界にとっても大きなニュースといえます。