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文学部講演会「オルメカ文化とパブリック・アーケオロジー」

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2023年12月21日更新

日時 令和6年1月6日(土) 14:30~16:00
会場 渋谷キャンパス120周年記念2号館2202教室
講師 古手川 博一氏(ホンジュラス国立自治大学社会科学部人類学科准教授)
問い合わせ 文学部・史学科

令和6年1月6日(土)に文学部講演会を開催いたします。
多くの方のご参加をお待ちしております。

【題 目】オルメカ文化とパブリック・アーケオロジー

【講 師】古手川 博一 氏(ホンジュラス国立自治大学社会科学部人類学科准教授) 

 メソアメリカ文明の発祥を告げるオルメカ文化は、紀元前1,500年頃から紀元前400年頃にかけてメキシコ湾岸を中心として栄えた。農耕社会を基盤に、大規模な神殿を中心とする都市が営まれ、ジャガー信仰などにまつわる巨大な石彫や、ヒスイ製の祭具なども見られる。このようなオルメカ文化は、テオティワカン、マヤ、トルテカをはじめ、16世紀にスペインに滅ぼされたアステカなど、メソアメリカに勃興した諸文明の母胎となった。
 オルメカ文化が興った地域に暮らす現代の人々は、メソアメリカ文明の直接的な継承者ではなく、移民も少なくない。このような多様な出自の構成員からなる地域社会は、アイデンティティの形成自体が難しい場合が多く、一体感のある社会の創生と維持に課題が多いが、彼らの足元に眠る古代文化遺産を活用し、新たなアイデンティティを創出することも可能である。当講演では、オルメカ文化の考古学的研究成果を概観するとともに、パブリック・アーケオロジー的観点から現代社会における文化遺産の活用について検討する。

※予約不要、無料です。
  

このページに対するお問い合せ先: 文学部資料室

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