「國學院大學21世紀研究教育計画」研究事業「地域・渋谷から発信する共存社会の構築」
國學院大學研究開発推進機構 研究開発推進センター
震災復興と文化・自然・人のつながり
~岩手三陸・大槌の取り組みから~
平成23年3月11日の東日本大震災では、およそ2万人もの尊い命が失われました。その鎮魂の思いを胸に秘めながら、被災地では復興への歩みが進んでいます。
瓦礫の撤去、道路の復旧、仮設住宅、移住計画、防波堤の建設などハード面での計画が進む一方で、人々の暮らし・コミュニティ・文化面での再建も重要視されています。
とりわけ豊かな自然・伝統文化を育んできた東北地方、三陸地域一帯は、祭りや、神楽などの郷土芸能が人々の日々の暮らしと深く結びついて継承されてきたところであり、そうした文化的な力があらためて震災復興の過程においても再生の原動力として見なおされています。また防災面では、かろうじて被災を免れた神社やお寺などの施設が避難所としての機能を果たしたことや、コミュニティや地域文化の結節点としての役割について再評価の動きもあります。
こうした現状に着目して、本フォーラムの第1部では、伝統文化・歴史・自然に基づいた東北復興の可能性について、第2部では復興に向けた具体的な取り組みについて岩手県大槌町での事例を中心に経験や諸課題を広く学ぶ場としたいと考えています。
日時・会場
【日時】 平成25年2月17日(日) 10:00~17:45
【会場】 國學院大學渋谷キャンパス AMC棟1階 常磐松ホール
プログラム
第1部(基調講演) 10:00~11:50
「震災復興に伝統文化の力をどう活かすか?~郷土芸能と人々のくらし~」
小島美子(国立歴史民俗博物館名誉教授)
「「逆境に立ち向かう」~震災からの復興に自然と歴史と文化を~」
佐々木健(岩手県大槌町教育委員会生涯学習課長)
司会 茂木栄(神道文化学部教授)
第2部(個別報告) 13:00~17:45
「避難所の口伝とともに」
十王舘勲(大槌稲荷神社禰宜)
「後方支援者としての神社・神職」
佐藤一伯(御嶽神明社禰宜)
「つくる つながる つどう―明日への一歩 希望の針―」
吉田律子(真宗大谷派僧侶、サンガ岩手代表)
「地域の自立を支える中間支援とは?」
小野仁志(いちのせき市民活動センター長)
コメント
「支援する側・うける側の境界を越えるとは」
板井正斉(皇學館大学現代日本社会学部准教授)
全体討論
司会 黒﨑浩行(神道文化学部准教授)
古沢広祐(経済学部教授)
参加方法等
参加費無料 (先着250名)。
お申し込みは、こちらのフォームをご利用ください(リンク)。
フォームの本文に、郵便番号・住所・氏名(フリガナ)・電話番号・「震災復興と文化・自然・人のつながり」の旨を明記の上、送信してください(承った個人情報は、本学が主催するイベントに関する案内等にのみ使用します)。
- ※ご参加いただける方々への、メールの返信はいたしません。あらかじめ、ご了承ください。
- ※ご不明な点は、研究開発推進機構事務課までお問い合わせください。(電話:03-5466-0162)