国際研究フォーラム「21世紀における国学研究の新展開 国際的・学際的な研究発信の可能性を探る New 21st Century Developments in Kokugaku Studies: Exploring the Possibilities for Disseminating International and Interdisciplinary Research」
日時 | 令和2(2020)年2月8日(土)10:00~17:30 |
---|---|
会場 | 國學院大學 渋谷キャンパス学術メディアセンター棟1階 常磐松ホール |
主催 | 國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所 |
共催 | 國學院大學研究開発推進機構古事記学センター |
使用言語 | 日本語 |
報告者 | Bettina Gramlich-Oka ベティーナ・グラムリヒ=オカ(上智大学) Jiang Jianwei 蔣 建偉(中山大学、中国) Gideon Fujiwara 藤原 義天恩(レスブリッジ大学、カナダ) Bae Kwan-Mun 裵 寛紋(KAIST、韓国) John R. Bentley ジョン・R・ベンテリー(北イリノイ大学、アメリカ) Hisashi Matsumoto 松本 久史(國學院大學) |
コメンテーター | Wataru Ichinohe 一戸 渉(慶應義塾大学) Kenshin Kirihara 桐原 健真(金城学院大学) Makoto Hayashi 林 淳(愛知学院大学) |
司会 | Jun Endo 遠藤 潤(國學院大學) |
※参加費無料。参加をご希望の方は、申し込みフォームより2月1日(土)までにお申し込みください。
【趣旨】
21世紀に入り、日本国内における国学研究では一次資料に即した実証研究が大きく進展している。基礎的な研究が積み上げられ、その結果として近代~昭和期にかけての国学をめぐる学術的な意義づけは再検討を迫られている。現状では、個別研究の蓄積をいかに総合すべきかの段階に至っているとも言えるだろう。
このような状況をふまえ、本年度の国際研究フォーラムは、国学研究の国際的な相互交流をテーマとして開催する。すなわち現在の国学研究において、国内の研究者が見落としている視点はないか、そして海外へ発信すべき最新の研究成果とは何かを模索するために、実証的な国学・国学者研究を推進している外国人研究者を招き、それぞれに最新の研究状況を発表していただく。
そこでは「国学」とされるものの対象範囲を狭く限定せず、国学を起点とした広範な研究ジャンルへの展開・関連を探究していく。それにより、日本文化研究ならびに欧米・アジア文化との比較研究の「ツール」として「国学」をとらえ直し、その新たな応用可能性を探っていきたい。
國學院大學では日本文化研究所の設立以来、21世紀COEプログラムを経て「古事記学」に至るまで、日本文化に関する共同研究と国際的研究発信を継続して行ってきた。その歴史を継承し発展させ、グローバルな国学研究ネットワークを築く端緒となることも、本フォーラムは目指している。