カリキュラム

2024年11月14日更新

人口減少社会に直面しているいま、私たちが暮らす地域をいかにして次世代へ引き継いでいけるかが、喫緊の課題となっています。観光まちづくり学科では、日本各地の歴史、文化、自然をみつめ、観光を基軸に持続可能な「まちづくり」を考え、多様な側面から地域に貢献していくことができる人材の育成を目標に掲げています。
観光まちづくりに関連する幅広い分野を領域ごとにグループした科目群や基礎から応用までを学ぶ体系的なカリキュラム、卒業研究などの学びの特徴を設け、4年間を通じて専門知識や実践のための経験を積み上げていきます。

学部での学びを通じて身につく力

本学部での学びを通して身に付く力は、いわゆるまちづくりや観光業の分野だけでなく、さまざまな領域で生かせる能力です。
また、幅広く総合的な学びと、志を同じくする教員や同窓生との活発なコミュニケーションが、活躍の場を広げます。

  • 知識・技能

    地域固有の資源としての歴史、文化、自然をはじめ、観光に関する基礎的な知識を習得します。

    地域の持続可能性を向上させるために、いかに観光が貢献できるかを理解することで、地域資源と地域課題を客観的に把握し、分析する力を身につけます。

  • 思考力・判断力・表現力

    地域の観光や交流に関する施策の可能性と、持続可能な地域社会の実現のために、どのように貢献できるかを考えます。

    そして、自らの考えを口頭説明や文章、図表、造形物などを用いて、他者に伝えるための表現力や提案力を身につけます。

  • 主体性・協働で学ぶ姿勢

    立場や意見が異なる他者の考え方を尊重し、共に学び、対話をしながら実践的に学び、自らの考えを深めます。

    また、さまざまな地域の固有性や観光まちづくりに関する分野について、主体的に学び続けようとする力を身につけます。

学びの4つの特徴

  • 専門性を高める4つの展開科目

    「社会」「資源」「政策・計画」「交流・産業」の4つに分類された展開科目が用意されています。「観光や交流が地域にもたらす影響の多面性」「地域の社会構造や特性」「具体的な観光まちづくり方策」など、幅広い分野にまたがる多様な科目を学ぶことで、持続可能な観光まちづくりを実現していくために必要な専門領域の知識を身につけます。

  • 地域にアプローチする課題解決型カリキュラム

    15~20人の少人数クラス制の演習科目が設定されています。大学近隣の地域や教員が研究フィールドとしている都市などを対象に、演習授業でのグループワークやフィールドワークを通じて、「観光まちづくり」に必要な基礎を現場感覚とともに身につけ、多様な考え方をもつ他者と議論、協調して、地域の魅力を活かし、地域の課題を解決するための提案や計画をつくりあげていく経験を積みます。

  • 地域にアプローチする総合的なカリキュラム

    都市計画や公共政策、マーケティングやデータサイエンス、デザインなど、文系・理系を問わず、「観光まちづくり」の基礎となる分析技術・表現技術を学びます。地域が抱える諸課題の解決に必要な知識と技術を総合的に学ぶことができるカリキュラムです。

  • 学びの集大成としての卒業研究

    1年次から続く現場重視の演習・実習や多様な専門科目で身に付けた地域の捉え方の集大成として、全員が卒業研究に取り組みます。ゼミを指導する教員と相談し、自らが選んだテーマで3年次後期から卒業までの1年半をかけ、地域の調査・研究成果や地域への提案を論文または計画、制作としてまとめます。

専門教育科目

「観光まちづくり」に関わる専門的な知識やスキル、そして豊かな教養を身につけるために、Ⅰ類からⅣ類までの展開科目が揃っています。様々なバッググラウンドを持った学生が、将来、地域社会の再生・活性化及びまちづくりに貢献し、観光やまちづくりの分野で活躍できる人材になるために、自身が所属する学科の学問分野をより深く理解し、広い視野で物事を捉える力を養います。

カリキュラムマップ

カリキュラムマップPDF

  • 共通教育科目

    共通教育プログラムには、主に3つの目的があります。それは、「自らのアイデンティティの確立」「生涯の学習に必要なスキルの獲得」「主体的な社会参加に必要な知識・スキルの修得」です。これらを達成するために「6つの科目群」が用意されています。

    共通教育プログラム/國學院科目

このページに対するお問い合せ先: 観光まちづくり学部

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