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朝一、家族でラジオ体操

すくすく子育てエッセイ(在宅編)Vol.10

  • 人間開発学部
  • 全ての方向け
  • 教育
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人間開発学部准教授 伊藤英之

2020年5月7日更新

 國學院大學では、教育学・体育学の教員が中心となり、子育てに関する連載企画を5月上旬まで緊急展開します。自宅でテレワークを続けながら子育てに奮闘しているパパママの心の励みになるものや、お友だちとも自由に遊べず寂しい思いをしている子どもたちへの応援メッセージが込められたテーマでお送りします。

 「緊急事態宣言」によって、自由に外出することが困難になっています。生活様式の変化、当たり前にやっていたことができないイライラ、いつまで自粛生活が続くのかわからない不安などで、身も心もしんどくなっていませんか?在宅勤務、学校の休校、常に家で家族といる時間が長くなっています。些細なことで雰囲気が悪くなったり、イライラのぶつかり合いが起こったりしていませんか?

 このようなイライラなどの原因の一つに、運動不足が含まれていると思います。普段の生活では、みなさんが思っているよりも意外と生活行動による運動量の確保がなされています。これが、自粛生活によって抑えられてしまっているので、なかなかうまく運動量を確保することができません。

 ご存じの通り、運動をすることは、体の健康にとどまらず、心の健康にも重要なことです。とても「楽」な運動でも気分が高まったり、心に落ち着きが出たり、ネガティブな感情が抑えられるといわれています。

 そこで、今回私がご提案するのは、ズバリ「朝一、家族でラジオ体操」です。

 今も昔も変わらない、体操の定番と言えば「ラジオ体操」でしょう。夏休みの朝に近所の神社や公園に集まってラジオ体操をやっていたという人も多いのではないでしょうか。ラジオ体操は、日本人の運動の共通言語といっても過言ではないほど、ほとんどの人が知っていますし、やったこともあると思います。

 「ラジオ体操」は、第一・第二をやってもたったの6分半程度で終わります。しかし、侮ってはいけません。短い時間の中に、身体の多くの部位を動かす運動が入っていたり、様々な動かし方が含まれていたりして、結構良い運動になりますよ。しかも、ウォーキングやジョギングや筋トレなど、外出が伴い、着替えも時間も体力も必要そうな運動よりも、家でも手軽にできるのでオススメです。

 以下に「朝一、家族でラジオ体操」が体だけでなく心の健康に良いのか、ポイントを整理します。

心の健康ポイント1「みんなで同じ動きをする・できる」

 つまり、家族全員でできるということです。一緒に運動をすることは、共通の話題ができ、お互いの理解を促します。特に同じ動きをすることは互いに動きを合わせることなどの調整が自然と行われて、コミュニケーションの向上につながります。ぜひ、一声かけてみんなでやってみてください。

心の健康ポイント2「朝、運動を行う」

 朝、軽い運動することは、1日の体の働きが良くなり、体の調子を整えるのにとても効果的といわれています。「ラジオ体操」は多くの方が「楽(ラク)」と感じる程度の運動強度といわれていますので、まさに朝の軽い運動にぴったりです。体の調子が良いと心の調子も良くなりやすいので、ぜひ、これを機に朝の軽い運動を始めてもらいたいです。

心の健康ポイント3「音楽に合わせて動く」

 「ラジオ体操」といえば、あの親しみやすい軽快なテンポの音楽ですよね。音楽に合わせて動く「リズム運動」は、単にストレッチや体操を行うよりも心をウキウキ・明るく・楽しくさせてくれる効果があります。YouTubeなどで「ラジオ体操」を検索すれば、音源や動きのお手本が流れる映像がたくさん見つかります。久しぶりで動きを忘れてしまった方もやりやすいと思いますので、ぜひ活用して、音楽に合わせて体操をしてくださいね。

伊藤 英之

研究分野

スポーツ心理学

論文

スポーツ実技の授業における運動強度のコントロールが感情に与える影響(2019/03/01)

メンタルトレーニングのアセスメントツールに関する基礎的研究―MHSA-2とDIPCA.3の関係による検討―(2019/02/28)

このページに対するお問い合せ先: 総合企画部広報課

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