『霊魂・慰霊・顕彰 ―死者への記憶装置―』

2017年4月19日更新

A5判352頁 平成22年3月2日発行(錦正社:本体価格3,400円)

 
『霊魂・慰霊・顕彰 ―死者への記憶装置―』刊行に寄せて (阪本是丸)
 
シンポジウム 日本における霊魂観の変遷 ―「怨霊」と「英霊」をめぐって―
 報告1 怨霊と怨親平等との間 (山田雄司)
 報告2 馬関戦争と下関招魂場の形成 (武田秀章)
 報告3 近代における「賊軍」戦死者の祭祀 ―会津戊辰戦役を事例として― (今井昭彦)
 〈コメント1〉 各報告の意義とその図式化 (三土修平)
 〈コメント2〉 霊魂観の歴史的連続性と変容の視点 (中山郁)
 【討議】
 
シンポジウム 近代日本における慰霊・追悼・顕彰の〈場〉 ―戦死者と地域社会―
 報告1 戦死者祭祀の場としての「神社」 ―栃木県と台湾の事例を中心に― (菅浩二)
 報告2 軍都の「慰霊空間」と国民統合 ―石川県金沢市の事例を中心に― (本康宏史)
 報告3 戦争・災害の死者の〈慰霊〉〈供養〉 ―1890年代の東海地域を中心として― (羽賀祥二)
 〈コメント1〉 旧藩意識と「賊軍」慰霊の問題 (高木博志)
 〈コメント2〉 〈場〉を支える人々の想い (大原康男)
 【討議】
 
付論 戦死者の霊魂をめぐる慰霊・追悼・顕彰と神仏両式 ―明治前期における招魂祭の展開を中心に― (藤田大誠)
 
「招魂と慰霊の系譜に関する基礎的研究」研究会 開催記録
あとがき
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