『昭和前期の神道と社会』

2017年4月18日更新

國學院大學研究開発推進センター 編 ・ 阪本 是丸 責任編集
A5 上製 682ページ 平成28年2月刊 (弘文堂:定価8500円)

 
 概要

戦時期「国家神道」の実態を検証した初めての論集

総動員体制へと至る昭和前期の国家主義者をはじめ、教育者、宗教者、神道人の思想・動向を個別に検証。組織や人脈の多様な繋がりをも確認し、神道と社会の関係性を思想・制度の両面から実証的・多角的に論究する。
(弘文堂ホームページより)

目次

昭和戦前期の「神道と社会」に関する素描(阪本是丸)

第1部
照本亶と『皇国』(藤本頼生)
河野省三の時代認識と神道学構想(髙野裕基)
今泉定助の思想と皇道発揚運動(武田幸也)
葦津珍彦小論(藤田大誠)
天野辰夫の天皇観・神道観について(東郷茂彦)
星野輝興・弘一の神道学説をめぐって(神杉靖嗣)
難波田春夫の国体論(菅 浩二)
藤澤親雄の国体論(上西 亘)
大串兎代夫の帝国憲法第三十一条解釈と御稜威論(宮本誉士)
武田祐吉の学問態度と〈万葉精神〉(渡邉 卓)
萩原龍夫と国民精神文化研究所・教学錬成所(大東敬明)
真宗僧侶伊藤義賢の神道論(戸浪裕之)
神道神学者・小野祖教の誕生(赤澤史朗)

第2部
神社行政における「国家ノ宗祀」(河村忠伸)
埼玉県神職会と氏子崇敬者総代会について(半田竜介)
戦中期における皇典講究所祭祀審議会の活動(齊藤智朗)
戦時期村役場文書にみる無格社整理(畔上直樹)
二・二六事件と「八紘一宇」(黒岩昭彦)
海外における日本神話研究(平藤喜久子)
戦時期の国語世界化と国学(川島啓介)
軍学校における校内神社の創建とその役割(坂井久能)
陸軍における戦場慰霊と「英霊」観(中山 郁)
「国家神道」と特別高等警察(小島伸之)

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