『共存学4 多文化世界の可能性』

2017年4月18日更新

國學院大學研究開発推進センター【編】
古沢広祐【責任編集】
A5版 272頁 平成29年3月15日(弘文堂:定価2,500円+税)
 
 目次

共存学がめざすもの
 -時代背景と本書の構成-(古沢広祐)

第一部 グローバル世界における共存の諸相
音楽文化にみる現代フランスの移民と郊外
―告発の声、融和への模索―(笠間直穂子)
イスラームとの多様な「共存」
―マレーシア、イギリス、日本におけムスリム女性―(安達智)
共存の歴史として描かれたもの
―ポーランドのユダヤ人の歴史博物館―(加藤久子)
台湾の多文化共存から「歴史」を考える
―文化財保存の現場から―(武知正晃)
中国ナシ族の過去と現在
―急速な観光地化にゆれる生き様と「共存」―(黒澤直道)

第二部 日本・歴史・宗教と共存する世界
文化としての神道と多元主義(松本久史)
「多文化共生」と宗教をめぐる研究が切り開く地平(高橋典史)
アメリカ生まれの新宗教と共存への模索
―越境する宗教にみられる適応戦略の事例―(杉内寛幸)

第三部 グローバル変動下で共存を模索する試み
トランプ時代におけるアメリカの多文化主義(ヘィブンズ・ノルマン)
ナショナリズムの世俗性をめぐる断想―社会的共存とのかかわりを考える―(菅浩二)
多文化主義・社会関係資本・コスモポリタニズム―新しい「共存」イメージを求めて―(苅田真司)
持続可能な発展と多文化世界―環境・平和・人権・多様性をめぐる新動向―(古沢広祐)

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