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東京12大学企画業務担当者会議における講演会が開催されました(令和7(2025)年12月4日)

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2025年12月4日更新

 令和7(2025)年12月4日に、渋谷キャンパスで東京12大学企画業務担当者会議における講演会が開催されました。

 本学は 1990 年代から、新学部の設置・申請業務や中期事業計画の策定などを所管する加 盟校事務局との情報交換や研修を目的として、首都圏の主要 12 大学によって構成される 「12 大学企画業務担当者会議」に加盟しています。各大学で新学部等の設置・申請や中期事業計画の策定などに携わる企画部門の職員との間で、機微に触れる話題についても率直に意見交換できる実務上の人的ネットワークの形成に寄与するところが大きく、本学では企画課が所管部署として毎回の会議に参加しています。

 はじめに、針本正行学長が「皆様ご存じの通り18歳人口が減少する中で大学には様々な課題が突き付けられている。このような社会状況にある中で吉見俊哉・観光まちづくり学部教授の講演を通じて大学全体に関わる課題を皆様と共有できればと考えている。ご出席の皆様には深く御礼申し上げる」と挨拶しました。

 今回は、「人口減少社会における大学の未来-グランドデザイン答申から「知の総和」答申へ‐」と題し吉見教授が講演を行いました。「日本の大学は生き残れるのか?」、「人口減少社会のなかの地域と大学」など計5つのテーマに分けて話しました。質疑応答では、「講義内でチームティーチングについて触れられていたが、実際大学職員として働いていく中で職員と教員とでコミュニケーションをとるのが難しいと感じている。教員と職員とで良いチームを作っていく上で重要なことをアドバイスいただきたい」という質問が参加者から投げかけられました。これに対し、吉見教授は「前提として教員同士はそれぞれ学問分野も異なるのでチームティーチングといった一緒に授業を行うことは難しい場合がある。チームで行った方が教員たちが楽になる仕組みを作る必要があり、そのために職員は、サポートスタッフやTAといった教員をサポートできる人員の配置やサポート体制を整えるべきである」と答えました。

 その他、多くの質問が飛び交い、盛況のうちに講演会は終了しました。

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