令和6（2024）年11月28日に令和6年度第3回法学会講演会が渋谷キャンパスで開催されました。

　今回の講演会は「弁護士に聞く〜実際に使った、あの法律〜」と題して、新宿清水法律事務所の森中晃一氏＝写真右＝と弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所の平野可菜氏＝同左＝の2人の弁護士を講師に迎え開催され、学生約40人が参加しました。

　講師２人からは大学で学んでいる民法などといった法律の条文が実社会においてどのように解釈され、弁護士としての実務に用いられているのか、不動産取引や不貞行為慰謝料請求などのケーススタディを通して語っていただきました。実際の事案においては、状況が刻々と変わる中どのようにしてその時点の状況を法律に当てはめていくのか、依頼者の求める結論に導いていくのかといったことを検討することが重要であるとご説明いただきました。

　参加した学生からは「普段授業でやっている内容と比べ、より具体的に一つの事例に関する法律の条文などを教えていただいたので非常に頭に入りやすかったです。法曹を目指しているのですが、今日の話を聞いてより一層意欲が高まりました」などといった感想が聞かれました。