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文学部講演会が開催されました(令和6(2024)年1月6日)

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総合企画部広報課

2024年1月6日更新

 1月6日に文学部講演会が渋谷キャンパスで開催されました。

 今回の講演会は「オルメカ文化とパブリック・アーケオロジー」と題して、ホンジュラス国立自治大学 社会科学部 人類学科准教授の古手川博一氏を講師に迎え開催され、学生や一般の方など約30名が参加しました。

 パブリック・アーケオロジーとは考古学が社会に与える影響について考察する取り組み全般のこと。メキシコで地元住民とともにオルメカ文化に関する発掘調査などを進める古手川氏から、発掘調査をすることによって地域の振興となるプラスの側面のみならず、盗掘や展示された歴史的価値のある遺跡や文化財の破壊行為が地元住民により行われているといったマイナスの側面など、パブリック・アーケオロジーの現実的な難しさについて、深く知ることができる機会を提供いただきました。

 参加した一般の方や学生からは「遠い国の話だと思っていたが日本においても盗掘などの問題は起こりうるし、地域振興のためには遺跡や文化財を守る意識を地域にどう広めていくかを考える契機となった」「史学科の学生ではないが、考古学者の実際を知ることでパブリック・アーケオロジーの観点で取り組むことで、どう社会貢献に繋がるのかが学べた」などといった感想が聞かれました。

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