カリキュラム

2021年4月1日更新

 史学科は、文字資料ならびに考古資料・文化遺産・文化景観などの非文字物質資料を駆使して過去の人間社会・文化とその歴史を明らかにし、歴史遺産の継承と活用を通した社会と文化の豊かな想像を追及するとともに、研究・分析の過程で修養される「歴史的思考」を身につけた、社会に有用な人材を育成することを目的とする。
 史学科には「日本史学」「外国史学」「考古学」「地域文化と景観」の4つのコースがあり、それぞれのコースによって専門教育科目の履修方法が異なる。史学科の専門教育の基幹となる2・3・4年次の演習は、きめ細かい指導を徹底するため定員制をとる。また各コースには、将来の進路設計によってStandard Career Program(S-プログラム)とProfessional Career Program(P-プログラム)が用意されており、プログラムごとに履修すべき科目が異なっている。学生は、自分の興味・関心に従っていずれかのコースを選択し、かつ将来どのような職業に就きたいかという観点からどちらかのブログラムを選択し、履修規程に基づいて単位を修得しなければならない。
 また、さまざまな言語で書かれた史料や論文の読解に加え、国際的な発信力とコミュニケーション能力を修養することが、これからの史学科学生にとって必須の資質になるとの教学方針から、選択必修科目として第二外国語を課している。

史学科の4コース

  • 日本史学コース
     日本の古代から近現代に至る各時代・分野の史実とその意義を、厳密な史料批判に基づいて研究し、それぞれの時代における政治・社会構造や文化の歴史的特質などを明らかにするための知識や方法論を身につける。
  • 外国史学コース
     朝鮮半島から北アフリカ(イスラム時代以後)までの各地域(いわゆる東洋)と、ヨーロッパからアメリカまでの各地域(いわゆる西洋)の歴史を研究対象とし、語学の修得を基礎としてその政治・社会構造や文化の歴史的特質などを明らかにするための知識や方法論を身につける。
  • 考古学コース
     考古学の方法論や発掘調査法などの実践的な知識・技術を学び、遺跡や出土遺物などの物質史料から過去の人類文化とその歴史を読み解くための視座と方法を身につける。なお所定の単位を修得することにより、考古調査士資格認定機構による「考古調査士2級」資格を取得できる。
  • 地域文化と景観コース
     歴史の痕跡を深く刻み込んだ文化財や絵図・古地図、地名や景観、地域の信仰や芸能などの調査・分析を通じて、風土と歴史の中で培われてきた地域固有の文化を多面的に究明し、地域文化を将来に継承してゆくための知識と方法論を身につける。

2つのプログラム

 ここでいうプログラムとは、上記の4コースとは別に、将来どのような職業に就きたいかという観点から学生自身が選択するカリキュラム群で、両プログラムは卒業に必要な科目に相違はあるものの、両者の間に優劣や難易の別はなく、演習などの授業も両プログラム合同で行われ、いずれも卒業論文が課される。

Standard Career Program(S-プログラム)

 特定の時代や地域にとらわれず、歴史学を幅広く学んで人生に活かし、将来は公務員や一般企業への就職を考えている学生のためのカリキュラム群で、歴史学の専門科目のほかに、社会人の素養となる語学や社会科学系科目(法学、経済学など)を数多く履修するプログラムとなっている。このプログラムでも、教員免許・学芸員資格などの取得は可能である。

Professional Career Program(P-プログラム)

 大学院への進学、もしくは教職・学芸員など専門職を目指している学生のためのカリキュラム群で、幅広くしっかりとした歴史の専門知識を修得できるよう、専門科目の基幹科目・コース別基幹科目・総合科目から52単位以上を履修することになっている。このプログラムでは、教員免許または学芸員資格の取得を学生に推奨しており、それに適したカリキュラムが組まれている。

コースとプログラムの選択

コースの選択

 コースの選択は、2年次の前期履修登録時にK-SMAPYⅡにて行う。それ以降に変更の希望があった場合は、教務委員及び指導教員との面接によって決定する。コースの最終的な決定は3年次の前期履修登録時となる。なお、卒業論文の作成上、3年次と4年次のコースは同一が望ましい。

プログラムの選択

 プログラムの選択は、2年次の前期履修登録時に行い、原則として3年次の前期履修登録時のみ変更可能である。なお、プログラムの選択及び変更手続きは、2年次の前期履修登録時まではK-SMAPYⅡ、それ以降に変更を希望する場合は、教務委員及び指導教員との面接によって決定する。

カリキュラムの構成と履修方法

1.基幹科目 28単位

 史学科共通の基幹科目群で、「史学入門1)・2)」「史学導入演習1)・2)」「史学基礎演習1)・2)」「史学展開演習1)・2)」「史学応用演習1)・2)」「演習・卒業論文」がこれに該当する。なお、「史学展開演習1)・2)」と「史学応用演習1)・2)」は、卒業論文の作成上、同一教員による指導が望ましい。
 また「史学導入演習2)」「史学基礎演習1)・2)」「史学展開演習1)・2)」「史学応用演習1)・2)」は、シラバスの「授業テーマ」で示される内容が異なる場合には、教員の許可を得て複数受講することができる(超過単位は展開科目へ算入)。

2.コース別基幹科目 S-プログラム8単位以上、P-プログラム16単位以上

 史学科の学修にとって基本となる選択必修科目群である。「概論」科目から自分のコースの2科目4単位以上、「コース科目」からS-プログラムは自身の選択しているコースから2単位を含め合計4単位以上、P-プログラムは自身の選択しているコースから8単位を含め12単位以上を修得しなければならない(超過単位は展開科目へ算入)。

3.総合科目 8単位以上

 史学科における学修の根幹となる史資料の調査・研究にかかる選択必修科目群である。重複履修が可能であり、合計8単位以上を修得しなければならない(超過単位は展開科目へ算入)。

4.展開科目・関連科目  S-プログラム20単位以上、P-プログラム12単位以上

 自由に選択履修できる選択科目群で、展開科目・関連科目の2つのカテゴリーからなる。展開科目は史学科の専門科目、関連科目は史学科以外の専門科目である。

5.定員制の演習(ゼミ)

 2年次の「史学基礎演習1)・2)」、3年次の「史学展開演習1)・2)」、4年次の「史学応用演習1)・2)」は、演習発表や卒業論文中間発表など学生自身による研究発表と討論を中心に進められるため、各ゼミ20人程度の定員制とする。「史学基礎演習1)・2)」は1年次の後期、「史学展開演習1)・2)」は2年次の後期に開くガイダンスで事前登録を行う。

6.考古調査士資格について

 考古調査士資格とは、遺跡発掘調査にあたる調査士の資格で、全国の大学・研究機関共通の統一的な資格審査機構である「考古調査士資格認定機構」が授与する。本学は同機構に加盟しており、所定の科目を履修し単位修得した学生は、考古調査士資格(2級)を申請・取得できる。

このページに対するお問い合せ先: 文学部資料室

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